• カジサック

この5年間で特に大きな転機になったと感じていることを尋ねると、「家族の存在です」と答えた。

「登録者数100万人を達成できなかったら芸人を引退すると宣言して始めて、最初の頃は炎上もしていて。当時は、特にテレビ世代から『YouTubeなんかに行って』という声がすごくて、バッド評価もえげつなかったですが、家族が出てくれるようになってから、うがった目ではなく、ストレートにカジサックを見てくれる人が増えました」

家族との共演動画が、純粋に動画を楽しんでもらえる大きなきっかけに。「子供と絡んでいる時に僕の素の部分も出るようになったのかなと思います」と言い、「すごくうれしかったのは、叩いていた人たちも手の平を返すように『よく見たらええやん!』という風に変わってくれて。そのきっかけが家族で、ターニングポイントになったなと思います」と語った。

『はねるのトびら』でも妻と子供が出演することがあったため、YouTubeに家族を出演させることに抵抗はなかったという。ただ、「一番大事にしていたのは子供たちが出たいかどうか」だと言い、「子供たちが出たいと思って出てくれました」と説明する。

YouTubeをきっかけに家族の絆も増したようだ。

「純粋に家族と一緒にいる時間が増え、それは家族にとってもプラスになりました。芸人1本でやっている時は、日本全国を飛び回ることもあり、家を空けることが多くて。今もめちゃくちゃ忙しいですが、家族と撮影する時間は一緒にいられるので、一緒にいられる時間が増えました。今は家族の動画を減らしていますが」

今年、長女の“かんちゃん”こと叶渚がファッション誌『Cuugal』のイメージガールとしてモデルデビューを果たし、「かわいい」と話題になった。

「ありがたい話ですね。本人の人生なので僕が邪魔したらいけないと思い、できるだけ絡まないようにしています。子供たちの将来については本人の意思を尊重しているので、見守っていけたら」

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「YouTubeを軸としながら新しいこともやっていけたら」

今後の抱負を尋ねると、YouTubeのみならず新しいコンテンツ作りを考えていると明かした。

「5年間どんどん新しい目標を立ててやってきて、100万人という目標から始まり、チャンネル登録者数もそうですが、いつしかチームカジサックというスタッフを家族だと思うようになり、彼らの幸せのために頑張っているというのがあります。YouTubeも引き続き頑張りますが、チームカジサックが食べていけるように新しいコンテンツを作るかもしれません」

新しいコンテンツとはどんなものか気になるが、「まだ言えません」と詳細は明かさず。「満足せずに新しいことに挑戦し続けたいという思いがあるので、YouTubeを軸としながら新しいこともやっていけたら」と語った。