弘南鉄道は、イベント専用列車(デハ7154・7101 / 2両編成)の名称と車両正面デザインが決定したと発表した。今年8月に列車の名称を募集し、「津軽『時巡』号(つがるとぎめぐごう)」に決定。今年10月に募集した車両正面のデザインも公開された。
名称に込めた思いとして、「弘南鉄道の四季に応じたイベント列車の『季節(時 : とき)』を巡る旅と、イベント列車の『ときめき・わくわく感』を訛りも交えて掛け合わせた名称とした」と説明。車両デザインコンセプトについては、「春夏秋冬をそれぞれ日本の伝統色で表しており、まさに名称(津軽『時巡』号)にちなんだ、わくわく感やときめき感がマッチした作品である」としている。
「津軽『時巡』号」は、ウィズコロナおよびバリアフリー対応の設備を備えたお座敷車両として2022年度にリニューアル。日本や津軽地域が大事にしてきた「和」の雰囲気を持ち合わせた車内は、用途に応じてバリーション豊かなレイアウトが可能。2両とも床面に専用畳を設置でき、テーブル10卓を設置することもできる。
2023年12月現在、車両へのラッピング作業中であり、2024年の年明けのツアー受入れに合わせてお披露目を計画しているとのこと。