漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2023』敗者復活戦を制し、シシガシラが初の決勝進出を決めた。

  • シシガシラ(左から浜田英昌、脇田)※写真は準決勝

■『M-1グランプリ2023』敗者復活戦のルール大幅変更

決勝と同日に初の新宿・住友ビル 三角広場で開催される「敗者復活戦」は、昨年より5組出場枠を拡大した21組が出演。放送枠も昨年より1時間拡大され、決勝と約7時間直結の生放送となっている。そして今年からルールが大幅変更。今年は準決勝の順位をもとにABC3つのブロックが公平になるように21組を振り分けされ、会場の中からランダムに選ばれた500人の観客で、1組ずつネタ終わりで「暫定勝者」か「挑戦者」のどちらが面白かったかを審査する。その後、各ブロックの勝者3組の中でどの組が一番面白かったかを決めるのはNON STYLEの石田明、アンタッチャブルの柴田英嗣、マヂカルラブリーの野田クリスタル、かまいたちの山内健司、錦鯉の渡辺隆という芸人審査員。投票数が一番多かった組が、決勝戦の舞台へと進むことができる。

■敗者復活戦、ヘンダーソン、ナイチンゲールダンス、シシガシラが勝ち残り

各ブロックからは観客審査員の審査の末、Aブロックはヘンダーソン、Bブロックはナイチンゲールダンス、そしてCブロックはシシガシラが勝ち残った。3組の中から決勝進出者を選ぶのは芸人審査員たち。投票を前に、柴田は「いや、すごく勝ち残った3組も種類が違って難しい」、野田は「レベル高すぎてもったいないですね」、石田は「パンチの強さ、構成力、新しさ、どれを取るかで変わってきます」と悩む様子を見せた。そして、選んだコンビの名前を書いた紙をボックスに入れ、司会を務めた陣内智則が引いた。

1票目はヘンダーソン、2票目はシシガシラ、3票目はシシガシラ、4票目はシシガシラ、5票目はシシガシラ。4票を得たシシガシラが決勝進出を決めた。選ばれた2人は大きくガッツポーズ。脇田は「いやー! 朝起きたとき決勝に行くなんて思いもしなかったので、信じられない!」と驚き、浜中英昌は「かましてやりますよ!」と気合いを入れた。シシガシラはこの後決勝が開催される六本木のテレビ朝日へ。決勝戦でダンビラムーチョ、カベポスター、くらげ、マユリカ、ヤーレンズ、真空ジェシカ、さや香、令和ロマン、モグライダーと対決する。

シシガシラは、2018年結成、吉本興業所属のコンビ。2018年から5年連続で準々決勝進出、今年は準決勝初進出で初の敗者復活戦に挑んでいた。

【Aブロック結果】

  • 華山52>ぎょうぶ48
  • 華山13<ロングコートダディ87
  • ロングコートダディ68<ニッポンの社長32
  • ロングコートダディ62>20世紀38
  • ロングコートダディ48<ママタルト52
  • ママタルト41<ヘンダーソン59

【Bブロック結果】

  • 豪快キャプテン11<鬼としみちゃむ89
  • 鬼としみちゃむ47<スタミナパン53
  • スタミナパン47<トム・ブラウン53
  • トム・ブラウン20<エバース80
  • エバース33<ナイチンゲールダンス67
  • ナイチンゲールダンス73<オズワルド27

【Cブロック結果】

  • ドーナツ・ピーナツ70>きしたかの30
  • ドーナツ・ピーナツ15<シシガシラ85
  • シシガシラ72>ダイタク28
  • シシガシラ53>ななまがり47
  • シシガシラ78<バッテリィズ22
  • シシガシラ60>フースーヤ40

【最終審査結果】

  • シシガシラ4
  • ヘンダーソン1
  • ナイチンゲールダンス0