JR東日本は、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、中央本線から富士急行線へ直通する特急「富士回遊」を1往復増発すると発表した。新たに下り「富士回遊15号」、上り「富士回遊32号」を設定し、特急「かいじ」と併結運転を行う。

  • 現行の特急「富士回遊」は新宿~河口湖間で運転。大月駅から富士急行線へ乗り入れる

特急「富士回遊」は2019年3月のダイヤ改正で登場。3両編成のE353系を使用し、中央本線の大月駅まで特急「かいじ」と併結運転を行い、大月駅から富士急行線を走行して河口湖駅まで運転する。現在、定期列車は3往復だが、臨時列車も多数運転(E353系の他にE257系も使用)されている。インバウンドを中心に多くの利用があることから、首都圏と富士山エリアの直通サービス向上をめざし、ダイヤ改正に合わせて特急「富士回遊」を増発する。

新設の下り「富士回遊15号」は新宿駅10時30分発・大月駅11時36分発・河口湖駅12時22分着で運転され、新宿~大月間で下り「かいじ15号」と併結運転。ダイヤ改正後、下り「富士回遊」は7~10時台の毎時30分に新宿駅を発車する。新設の上り「富士回遊32号」は河口湖駅14時10分発・大月駅15時7分発・新宿駅16時7分着で運転され、大月駅から新宿駅まで上り「かいじ32号」と併結運転。上り「富士回遊」は14~17時台に4本が河口湖駅を発車する。