映画『身代わり忠臣蔵』(2024年2月9日公開)の完成報告会見が14日に都内で行われ、主演を務めるムロツヨシ、永山瑛太、原作者の土橋章宏氏、河合勇人監督が登壇した。
同作は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。
■ムロツヨシ、『身代わり忠臣蔵』完成報告会見に登場
劇中衣装を身にまとい坊主頭で登壇したムロ。会見では、四十七士を従えたムロと永山が大ヒット祈願のためにかけ声を上げることに。ムロが「『身代わり忠臣蔵』の大ヒットを祈願して……」と切り出すと、その声に報道陣のスマートフォンのSiriが反応してしまうハプニングが。これにムロは「ごめんなさい! Siriが(笑)! 『何を言っているかわかりません』と言われちゃうと……」とフォローを入れ、会場は笑いに包まれる。
改めて、挨拶をしたムロは「こういったイベントは張り切ってがんばろう! というところでございますが、取材陣の皆様のみということで……」と観客がいないことに少し残念そうな表情を見せる。「お客様がいて初めて、(力を)発揮できるタイプなので、普通のお芝居よりも緊張してこの場に立っております。今日はずっと緊張したムロツヨシをお届けしたいと思います。よろしかったら、今からお客様を集めていただいて、スペースを埋めていただけたら、もっと皆様のご期待に応えると思います!」と話し、笑いを誘った。
さらにムロのトークの勢いは止まらず、「でも、どんな状況でも100点を目指す男でございますので、映画を少しでも多くの方に観てもらうために、全力の空回りをお届けします! どうか今後はお客様、来てください!」と呼びかけていた。
また、四十七士が降壇する合間にも、ムロは「この時間を借りまして……」と切り出し、「昨日は13日は永山瑛太くんの誕生日でした! おめでとうございます!」と昨日41歳を迎えた永山を壇上で祝福した。