NTTドコモ モバイル社会研究所は11月27日、「キャッシュレス決済の定着」に関する調査結果を発表した。同調査は2月、全国の15~79歳の男女6,151人を対象に、インターネットで実施した。

「キャッシュレス決済が生活に定着した」シニア層でも約7割

  • 新型コロナウイルス感染拡大前と比較して生活で定着したと思うこと

新型コロナウイルス感染拡大前と比較して生活で定着したと思うことを尋ねたところ、最も多い回答は「キャッシュレス決済の活用」(70.3%)で、「ネットショッピングの活用」(64.2%)と続いた。「デリバリーの活用」「病院のオンライン予約・オンライン診療」「テレワークの活用」「オンライン学習」はそれぞれ約3割だった。

新型コロナウイルス感染拡大前と比較して、キャッシュレス決済が生活で定着したかどうか聞くと、どの世代でも男性よりも女性のほうが、「定着した」という回答が多かった。特に30代女性、60代女性では、約8割がキャッシュレス決済が生活で定着したと回答している。シニア層でも男女ともに約7割が生活でキャッシュレス決済が定着したと回答しており、幅広い世代でキャッシュレス決済が定着したと実感していることがわかった。

  • 新型コロナウイルス感染拡大前と比較して、キャッシュレス決済が生活で定着したか

感染症対策として、キャッシュレス決済を利用しているかどうかを2021年から3年間調査しているが、2023年は昨年よりも微増で4割が「感染症対策としてキャッシュレス決済を利用している」と回答した。

  • 感染症対策とキャッシュレスの活用の推移