俳優の反町隆史が、テレビ朝日系2024年1月期ドラマ『グレイトギフト』(毎週木曜21:00~)で主演を務める。

  • 反町隆史主演ドラマ『グレイトギフト』=テレビ朝日提供

■反町隆史×黒岩勉氏の完全オリジナル『グレイトギフト』

今作は、『ラストマン-全盲の捜査官-』(23年)、『マイファミリー』(22年)、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(21年、23年)、『グランメゾン東京』(19年)など、ヒット作の脚本を次々と手掛ける黒岩勉氏による完全オリジナル作で、「完全犯罪の殺人」を可能にする未知の殺人球菌「ギフト」をめぐるノンストップの“サバイバル医療ミステリー”。

舞台は大学病院。ある患者の不審死をきっかけに、うだつの上がらない病理医・藤巻達臣(反町)が発見した未知の殺人球菌「ギフト」――体内に侵入するとまもなく患者は死亡。その後球菌は完全消滅し、死因は急性心不全としか診断できなくなるという、完全犯罪の殺人を可能にする世にも恐ろしい球菌だ。この新発見によって藤巻の人生は激変する。「院内の熾烈な権力争い」に「ギフト」を利用する強欲な医師たち、「ギフト」を金に換えようとする権力者たち、「ギフト」による謎の連続殺人を追う警察組織、そして重い病に倒れた最愛の妻。藤巻は瞬く間に陰謀の渦に飲み込まれ、引き返せなくなっていく。図らずも権力の階段を駆け上がることになった藤巻は、殺人球菌をめぐる壮絶なサバイバルで生き残ることができるのか。生と死、正義と悪、葛藤の末にたどり着いた先で、彼が見る光景とは。そして院内に球菌を持ち込み、連続殺人事件を招いた真犯人は、はたして誰なのか。

さまざまなヒットドラマで主演を務め、近年は『相棒』シリーズで2015年から約7年にわたって“相棒”冠城亘を演じ、多大な支持を集めた反町。今回は「うだつの上がらない病理医役」で新境地を開拓する。正義と悪の狭間で抱える葛藤、巨大権力と対峙していく果敢さ、不器用ながらも家族を想う温かい人間味を持つ、多面性にあふれた男に挑む。

■反町隆史(藤巻達臣・役)コメント

――本作の主演オファーを受けた時の率直なお気持ちと、脚本を読んだ感想を教えてください。

医療ドラマの中でもちょっと特殊な、ミステリー要素が入った作品なので、台本を読むのをすごく楽しみにしていました。いざ台本を拝読したら、「えっ!? こんなことになっていくんだ!」と驚くような、予想を裏切る展開がたくさんあり、次の台本をいただくのがますます楽しみになりました。僕が演じる主人公が第1話からずっと葛藤しながら進んでいくところも新鮮で、“大人のドラマ”だなと感じています。

――主人公・藤巻達臣をどんなふうに演じていこうと考えていらっしゃいますか?

藤巻は特に序盤、周囲に対していろんな葛藤を隠しながら芝居をすることが多い役柄なんです。ただ、それを相手に悟られてはいけないし、かといって完全に隠したままでは視聴者には伝わりきらない。難しい芝居になりますが、だからこそ楽しみです。今回のように“内に秘めた役”を演じる機会はこれまで少なかったので、そのあたりを自分でも楽しめたらなと思っています。

――いつもシュッとしている反町さんが、うだつの上がらない藤巻を演じられるのも新鮮です。

いや、僕も普段はあまりテキパキしていませんし、失敗ばかりですよ(笑)。最近も、自分でもなぜだか分からないけど、スマホを冷蔵庫に入れてしまって……。「どこに行った!?」と思って電話を鳴らしたんですけど、意外と冷蔵庫の中にあると音が聴こえないんですね! あれは焦りました。あと、あるラーメン店にひとりで入ったんですけど、その時はいつもなら頼む餃子を頼まなかったんです。なのに、すっかり頼んだものだと勘違いして、隣に座っていた人の餃子を食べちゃった! 普段はそんな調子ですから、うだつの上がらない役は得意です(笑)。今回の藤巻はうだつが上がらない半面、病理医としてはオタク感もある人物なので、そこも併せてうまく表現していきたいです。

――今回は病理医の役ですが、事前に何かご準備されていることはありますか?

撮影に向けて、病理学監修の先生のところに見学へ行き、いろいろと見せていただきました。その時に顕微鏡の覗き方など、病理医ならではの所作も教えていただいたんです。病理医として芝居の中でやるべき細かい動きも多いので、挑戦しがいがあります。

――藤巻は未知の球菌「ギフト」を発見したことで人生が激変していきますが、反町さんご自身の人生を激変させた出来事や物があれば教えてください。

“人との出会い”ですね。例えば、役者の大先輩方からふと言われた言葉を、何年か経って思い出して、ハッとしたり……。そういうことが積もっていき、やがて自分自身のオリジナルが確立されていくのだな、と感じる日々です。

――最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

台本もすごく面白く、多彩な大人の役者さんがそろった“大人のドラマ”になっています。ぜひぜひ楽しみにしていただきたいなと思います。

■高野渉(テレビ朝日プロデューサー)コメント

2024年1月、反町隆史さん主演ד令和のヒットメーカー”黒岩勉さん脚本による完全オリジナルドラマが誕生します! し烈な権力争いの影で巻き起こる連続殺人――真犯人は、一体誰なのか? 謎が新たな謎を呼び、初回から衝撃の結末が待ち受ける、スリルに満ちた医療ミステリー巨編です。黒岩ワールドの緻密な伏線と重厚な人間ドラマ、反町さんの新境地である“うだつの上がらない主人公”の奮闘ぶり、そして、近日発表予定の豪華キャスト陣もお楽しみに!

木曜よる9時、是非ご期待ください!!

【編集部MEMO】
1994年7月、ドラマ『毎度ゴメンなさぁい』でデビューした反町隆史。代表作は『バージンロード』、『ビーチボーイズ』、『ホットマン』、『相棒』など。2024年には、主演ドラマ『GTO』の新作が、カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』として放送される。11月22日、“いい夫婦の日”から放送スタートした資生堂「SHISEIDO MEN」の新CMで妻の松嶋菜々子と共演し、話題を呼んでいる。