元プロ野球選手で野球解説者の赤星憲広氏が8日、YouTubeチャンネル「ytv阪神応援チャンネル『トラトラタイガース』」の生配信に登場。2023年の日本シリーズで、阪神の森下翔太に“一個だけ反省してほしいこと”を語った。

赤星憲広氏

■第5戦の“ダブルエラー”の話題に

同チャンネルでは今回、阪神の日本一についてトーク。その中で、赤星氏が「一個だけ反省してほしいことがあって、森下くんには」と切り出し、第5戦の“ダブルエラー”の話題に。甲子園で行われた第5戦。1点ビハインドで迎えた7回2死一塁で、オリックスの3番・森友哉の二塁へのゴロを、まずセカンドの中野拓夢がはじき、慌ててカバーに入ったライトの森下も捕球できず。“ダブルエラー”でオリックスに追加点を献上した。

その後、森下自身のタイムリースリーベースで逆転し、試合を制することになったが、赤星氏は「あれ、中野くんがエラーすると思ってないんですよ。思ってないから、カバーリングが遅いんです。遅いから、やった(エラーした)のを見て慌てていったんです」「捕ろうと思った瞬間に森くんがオーバーランしてたのが目に入って、そっちを一瞬見ちゃった。それで捕ろうとしたら落としちゃった」と分析。「最初から(カバーを)やるもんだと思っていれば、そんなに慌てる必要なかったんです」と解説した。

■赤星氏が現役時代に心がけていたこととは

読売テレビ・諸國沙代子アナウンサーが「守備は最悪の場面を想定して?」と尋ねると、赤星氏はうなずきながら、「これは僕が、亜細亜大学の時からずっと言われてきたし、やってきたことなんですけど、100回カバーリングに行って、来ないとする。で、101回目に『もう大丈夫、来ないやろ』と思って行かなかった時に(ボールが)来たら、今までの100回の意味がない。だから僕は選手の時、カバーリングだけは常に手を抜かないようにやってたんです」と明かした。

その後、赤星氏は「僕のときも鳥谷(敬)選手がショートをやってて、関本(賢太郎)くんとか平野(恵一)くんとか守備のうまい人たちが二遊間をやってましたけど、彼らのところに飛んでも、『(エラーを)やるんじゃないか』って疑いを持った状況でカバーリングにいってたんで」と自身が心がけていたことを引き合いに出し、「これをいい糧にして、打つだけじゃなく守備の意識も高めてもらえたらいいですよね」と、森下にエールを送っていた。

【編集部MEMO】
「ytv阪神応援チャンネル『トラトラタイガース』」は、読売テレビで20年以上にわたり放送されていた阪神タイガース応援番組『週刊トラトラタイガース』が、YouTubeチャンネルとして復活したもの。オープン戦から阪神の試合のハイライトなどを中心に配信しており、同年5月に公式Twitterも開設した。動画には、赤星憲広氏や鳥谷敬氏ら阪神OBのレジェンドも登場し、シーズン中の阪神についての解説だけでなく、現役時代の秘話も語っている。