日本テレビ系ドラマ『コタツがない家』(毎週水曜22:00~)のキャストがドラマのスタジオセットを案内する動画が、番組公式SNSで公開された。

  • (左から)中川大輔、作間龍斗、石川萌香

この動画では、深堀家のひねくれ息子・深堀順基を演じる作間龍斗が深堀家のセットを、八塚志織(ホラン千秋)の彼氏・徳丸康彦を演じる中川大輔が志織の部屋のセットを、万里江(小池栄子)が社長を務めるブライダル会社「フェリシュラン」のアシスタント・首藤凛奈を演じる石川萌香が「フェリシュラン」オフィスのセットを紹介。

動画内では、順基役の作間が「いらっしゃいませ~」と玄関で出迎え、「深堀家をフカボリしていきたいと思います! (スタッフさんのこん身のギャグです)」と、1階のキッチン・ダイニングから2階の悠作(吉岡秀隆)の部屋、万里江と悠作の寝室など、撮影の裏側やセットのこだわりを交えて案内している。

順基の部屋には、深堀家の愛猫・チョーさんの姿も。チョーさんをなでながら「かわいいですね~」作間の素が出るような発言も。

彼女・志織の家で同棲中の康彦役の中川は「おかえり~」と劇中さながらのセリフで出迎え、料理をする志織のキッチンにあるおしゃれな調味料入れに「すごい使いやすそう! オシャレでいいなと思います」とお気に入り情報を交えながら、“コタツがある”志織の部屋のセットの新情報を明らかに。

そして、万里江の部下・首藤凛奈役の石川は「フェリシュラン」のオフィスを隅々まで紹介。細部にこだわられた美術品のクイズの出題も用意されている。

美術デザインを担当した、日本テレビアートの松尾実可子氏と松浦なつみ氏が、込めた思いやデザインが生まれる過程などを語った。

■深堀家セットについて(担当:松尾氏)

――セットのこだわりは?

セットをデザインする際、この家は主人公・万里江が主導権を握って建てた注文住宅だろうと考えました。やり手のウェディングプランナーである万里江は普段結婚式という華やかな場で仕事をしているので、プライベートは自然体でくつろげる家を作るだろうと思い、柔らかい木目を基調に親しみやすくあたたかい空間に仕上げました。

――見てほしいポイントは?

【2階の室内窓が見える吹き抜け】高いのでなかなか映りませんが、誰かが2階の部屋にいる設定の時はその部屋の明かりが点いていたりします。

【サンルーム】大きな窓により時間帯や天気を演出できます。茶色の柵はチョーさんの脱走防止用という裏設定も。

【悠作の部屋】深堀家は比較的広めの家ですが、悠作の部屋は漫画家の巣のような空間にしたかったので、狭め(4畳半)に設定しました。本棚の中の小道具からは悠作の趣味が垣間見れます。

■志織の部屋のセットについて(担当:松浦氏)

――セットのこだわりは?

メインとなる深堀家と対比になるようシックな雰囲気を目指していますが、志織の部屋にいる康彦という設定を印象付けるためにインテリアや小物は女性らしくしています。

――見てほしいポイントは?

古いマンションをリノベーションした設定にしていて、シンプルな建物ですが照明や配管などで天井や壁も賑やかになるようデザインしました。

■「フェリシュラン」セットについて(担当:松尾氏)

――セットのこだわりは?

ロケ先に合わせた明るく開放的な西海岸風スタイルをベースに、「結婚式」という特別な場を作り出す会社ということで、真鍮素材や白系の小物を要所に取り入れて華やかな空間に仕上げました。ひとつの空間をゆるく仕切ることで、奥行きが豊かなセットとなっています。

――見てほしいポイントは?

【間仕切りホワイトボード】挙式の日にはリボンが貼ってあります。また、ウェディングプランナーは六曜を気に掛けるだろうと思い、大安は赤いマグネット、仏滅は透明のマグネットも貼っています。

【デスクの羅針盤】「結婚式を良い方向へ導く」という縁起物の設定です。

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