アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『泥濘の食卓』(毎週土曜23:30~)第3話が4日に放送される。

  • 齊藤京子=テレビ朝日提供

■齊藤京子初の単独主演ドラマ『泥濘の食卓』

伊奈子氏によるコミックを実写ドラマ化し、齊藤が初の単独主演を務める同作は、自己肯定感の低いスーパーの店員・捻木深愛がバイト先の店長と不倫をし、やがて店長の息子、店長の妻と、愛する相手の家庭へ徐々に寄生して泥濘へと引きずり込んでいく“パラサイト不倫”を描く物語。先週放送された第2話では、店長・那須川(吉沢悠)から別れを切り出されて一度は失意のどん底に陥った深愛が、まさか父親と禁断の恋仲とは知らない息子・ハルキ(櫻井海音)に励まされたことで一転、超前向きに。叶うはずのない店長との幸せな未来を妄想しながらストーキングを始めたり、店長の妻・ふみこ(戸田菜穂)に近づこうとぶっ飛んだ行動に出たり、純愛モンスターぶりをさく裂させた。

■第3話では、深愛が再びどん底に

第3話では、自分がふみこの話を聞いたら悩みを解決してあげられるかも、と勝手な思いに駆られた深愛は、カウンセラーを名乗って「こころの悩み相談」と書いたチラシを自作し、連日店長の自宅ポストに投函するように。店長を支えている気持ちで深愛は満たされていたが、ある日スーパーの同僚から、店長が病のふみこを支えて仲睦まじい様子だったという目撃談を聞いて愕然。わかってはいたもののショックを受ける。さらに追い打ちをかけるように、偶然クリニックから出てくる店長とふみこの姿を目撃してしまい、2人の絆の深さを感じて打ちのめされる。以来、どんどんやつれていき、店長の顔を見ることすら辛くなって、とうとうスーパーを退職。再びどん底に突き落とされた深愛だったが、突然辞めた理由がわからない店長から話がしたいと呼び出されると、そこで思いがけない言葉を伝えられ、みるみる心が満たされていく。そして「やっぱり助けなきゃ、私が」――改めて心に誓い、ついにふみこと接触する。

■ハルキ、ちふゆに追い詰められていく

そして、第2話でサイコな恋愛モンスターぶりを見せたハルキの幼馴染・ちふゆ(原菜乃華)。ハルキから拒絶されたうえに、好きな人がいると伝えられたが、諦めるどころか狂ったように電話をしては、出ないとわかると次に大量のメッセージを送るなど、その行動をエスカレートさせてハルキを追い詰めていく。しかもちふゆのこの狂った行動は今に始まったことではなく、おぞましい過去を経験しているハルキは、計り知れない恐怖に震える。ハルキにとって唯一の心の支えは思いを寄せる深愛だけだったが、さらなる悲劇がハルキを襲い、残酷な光景を目の当たりにすることに。

【編集部MEMO】第3話あらすじ
那須川夏生(吉沢悠)の妻・那須川ふみこ(戸田菜穂)の病を良くするためにどうすればいいか考えた捻木深愛(齊藤京子)は、自分の連絡先と共に「こころの悩み相談」と書いた自作のチラシを作り、毎日、那須川の家のポストに投函することに。ところが、スーパーの同僚が、那須川が病のふみこを支えるように仲睦まじい様子だったと噂話を聞いた深愛はショックを受ける。ぼんやり考えながら歩いていると、気づけば深愛はふみこが通っているクリニックの前に立っていた。そんな深愛に追い打ちをかけるように、偶然クリニックから出てくる那須川とふみこの姿を目撃してしまい、2人の絆の深さに自分が入る余地がないことを思い知らされる。打ちのめされた深愛はそれ以来どんどんやつれていき、那須川の顔を見るのも辛くなって、スーパーを辞めることに……。