弘南鉄道は2日、弘南線の全線運転再開について発表した。弘南線は10月26日から弘前~田んぼアート間で列車の運転を再開しており、11月7日の始発から弘前~黒石間の全線で運転再開。田んぼアート~黒石間のバス代行運転は11月6日をもって終了する。
同社は弘南線(弘前~黒石間)と大鰐線(大鰐~中央弘前間)の2路線を有する鉄道事業者だが、レールに不具合が発見されたことを受け、9月25日から2路線とも全線で運転見合わせに。10月2日からバス代行運転を実施している。
弘南線については一部区間の補修点検を完了し、安全を確認した上で、10月26日始発から弘前~田んぼアート間で列車の運転を再開。弘前行の上り18本、田んぼアート行の下り18本を設定し、うち上り14本・下り15本において田んぼアート駅で黒石方面の代行バスと接続していた。残る運転見合わせ区間についても、境松~黒石間の補修が完了し、安全を確認した上で、11月7日始発から弘前~黒石間の全線で運転再開できる予定となった。
全線運転再開後の弘南線の運転時刻は決まり次第、改めて案内する。「列車時刻において、変電所施設障害による機器更新のため、一部変更して運行となりますのでご乗車の際は、ご確認いただきますようお願いいたします」としている。
大鰐線は大鰐~中央弘前間の全線で引き続きバス代行輸送を実施。早期の運転再開に努め、補修作業を順次進めており、11月中旬の区間運転再開、12月上旬の全線運転再開をめざして作業を進めたいとのこと。詳細が決まり次第、改めて発表する。