女優の吉岡里帆が主演を、俳優の永山瑛太が相手役を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ時をかけるな、恋人たち』(毎週火曜23:00~)第4話が31日に放送される。
■『時をかけるな、恋人たち』に田村健太郎・福田麻貴が出演
時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナル脚本で描く今作は、主演・吉岡里帆、相手役は永山瑛太で、初共演となる2人が、タイムパトロール隊のメンバーとして時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするラブコメディ。吉岡は令和の時代を生きる主人公・常盤廻を、永山は未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔を演じる。なぜか特命を受けた廻は、翔と一緒に恋の事情を抱えて時空を超えてやってくる違法なタイムトラベラーを取り締まることになるが、そんな廻を待ち受けていたのは、翔との“恋の超展開”。実は、かつて廻と翔は時をかけて恋に落ちた恋人同士だったのだ――。
第4話で廻と翔が取り締まるのは、23世紀からやってきた売れないお笑い作家と、令和を生きる女芸人との許されざる恋。主演の吉岡が印象に残っている回を聞かれた際に「漫才をカップルでやっているお笑いコンビの話です」セレクトし、「『トキコイ』は、5話までは廻と翔がバッドトラベラーの恋を応援する話なんですね。6話は廻のお父さんとお母さんの身内の話、7話からは自分たち自身の話になります。その中でも4話は、1人で進むことも肯定する回。“恋っていいよね!”っていうドラマの中盤で、この4話が入ってくることがすごくいいなと思ってて。私の好きな回です」と語った回となっている。
田村健太郎が演じるのが、長期滞在をしていた違法タイムトラベラーの池浦トシ。売れない作家だったトシは、令和の世界で舞台やテレビに出演するお笑いコンビ・フラジャイルのツッコミとして注目度急上昇中の芸人になっていた。トシの相方・水戸桜を演じるのは3時のヒロイン・福田麻貴で、二人は恋愛関係にある役どころだ。見どころについて田村は「恋人との記憶や生活が綺麗に消されてしまうっていう様を、廻や翔が目の当たりにするんですけど、そこが見どころです。現場でも、セリフにはないところでお2人の心の揺らぎみたいなのがすごく伝わってきたので、あれがどういう風にドラマになってるか、僕自身も視聴者として楽しみです」、福田は「最初から最後までいろんな種類の哀愁が漂っていると思います。お笑いをやっているのになぜかジンとくるシーンがあると思います。そこを楽しみに見てください。おもしろくて切ないラブストーリーです!」と呼びかけた。
■田村健太郎 コメント
――池浦トシの役どころ&演じられての感想は?
トシは売れないお笑い作家で、気分転換にタイムトラベルに来たら、桜と出会ってそのまま暮らしてしまうっていう奴です。そのトシのマインドはすごくわかります。今いる世界でうまくいかなくて、自分のことを誰も知らない、たまたま訪れた世界で恋人ができた。そしてそこで生活をしていくって、ある意味で生まれ直すような感じでもありますし、楽園のようだったんじゃないかなと思います。作中ではそれは犯罪なんですけど……責めきれないものがあります……。
――相方役の福田麻貴さんと、リアリティを出すために漫才の練習なども重ねられたと伺いました。福田さんの印象や、何か撮影時、練習時のエピソードなどもあればお願いします。
福田さんは漫才の時もこっちに合わせてくれて、僕がギャーギャー言ってる分すごくトーンを調整してくれましたし、バランスを取ってくれてたんじゃないかと思います。優しくしていただきました。あと、福田さんが1人でコントをするシーンの撮影を見せてもらったのですが、すごく滑ってることをやんなきゃいけないんだけど、どうしても面白くなっちゃうんですよね。笑いが起きちゃう。そこら辺が、ああーやっぱり笑いの星の下にいらっしゃる方なんだなっていうのをつくづく感じました。
――『時をかけるな、恋人たち』、ご出演されている第4話。田村さんが思う見どころは?
恋人との記憶や生活が綺麗に消されてしまうっていう様を、廻や翔が目の当たりにするんですけど、そこが見どころです。現場でも、セリフにはないところでお2人の心の揺らぎみたいなのがすごく伝わってきたので、あれがどういう風にドラマになってるか、僕自身も視聴者として楽しみです。
――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!
このドラマはすごくポップでおしゃれでウキウキしちゃうんですけど、その裏にある、恋人との時間を犯罪としなければならないっていう切実なものっていうのがあって、そこのリアリティーに急にハッとさせられるんです。そういう楽しい部分とすごく痛みを伴う部分が共存してる、ジェットコースタードラマだと思いますね。乞うご期待です!!!
■福田麻貴 コメント
――水戸桜の役どころ&演じられての感想は?
芸人の役ということで、演じるのが楽しかったです。水戸桜は一人の女性として魅力的ですが、正直芸人には向いてなくて、健気でちょっと痛々しいです。めちゃくちゃおもんない期から、ちょっとうまくなった期を経て、成長していく姿を見られると思うので、ネタの演じ方の違いなどにも注目してほしいです。
――相方役の田村健太郎さんとは、リアリティを出すために漫才の練習なども重ねられたと伺いました。「漫才シーンを演じる」というので、普段、臨まれているのとは違いましたでしょうか? また、田村さんの印象や、何か撮影時、練習時のエピソードなどもあればお願いします。
普段はツッコミをやってるので、ボケをやるのは新鮮でした。しかも標準語ですし、普段の自分のキャラクターではなく水戸桜として漫才をやるので、自分とは全然違う芸風の人をイメージしてやるのが楽しかったです。田村さんは、一回目の打ち合わせからツッコミが上手くてびっくりしました。シーンに使われてる部分は一部ですが、最初から最後までちゃんと台本があって、フルで覚えて漫才したので、撮影の合間に「もう一回合わせときましょか」と何度も合わせて、本当に舞台前の相方とのネタ合わせみたいでした。
――『時をかけるな、恋人たち』、ご出演されている第4話。福田さんが思う見どころは?
第4話は、最初から最後までいろんな種類の哀愁が漂っていると思います。お笑いをやっているのになぜかジンとくるシーンがあると思います。そこを楽しみに見てください。
――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!
おもしろくて切ないラブストーリーです! お楽しみください。
【編集部MEMO】第4話あらすじ
「廻が好きだ、付き合ってほしい」――翔(永山瑛太)に告白された廻(吉岡里帆)は、いずれ記憶を消されると知りながらも気持ちを受け止めようとしていた。迎えた浅草での初デートの日、廻は翔と過ごす時間が思いのほか楽しく、浮かれている自分に気づく。しかし浮ついた心は仕事上で思わぬミスを生み、激しく落ち込むことに。そんななか、タイムパトロール隊は池浦トシ(田村健太郎)という長期滞在の違法タイムトラベラーを発見し、彼が時をかけて多くの人に認知されていることを問題視する。23世紀で売れない作家だったトシは、令和の世界で舞台やテレビに出演するお笑いコンビ・フラジャイルのツッコミとして注目度急上昇中。廻もファンのひとりで、翔とのデートでも、彼らの漫才を見たばかりだった。さらに厄介なことに、トシは相方の桜(福田麻貴)と恋愛関係にあるという。