俳優の西垣匠がこのほど、東京・カンテレ東京支社で行われたカンテレ・フジテレビ系ドラマ『時をかけるな、恋人たち』の取材会に登場。今作の見どころを語った。

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    ファースト写真集『匠-sho-』(9月29日発売・主婦と生活社)をアピールする西垣匠

■『時をかけるな、恋人たち』あらすじ

時間SFを得意とするヨーロッパ企画・上田誠氏のオリジナル脚本で描く今作は、主演・吉岡里帆、相手役は永山瑛太で、初共演となる2人が、タイムパトロール隊のメンバーとして時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、時空を超えた本気の恋をするラブコメディ。吉岡は令和の時代を生きる主人公・常盤廻を、永山は未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔を演じる。なぜか特命を受けた廻は、翔と一緒に恋の事情を抱えて時空を超えてやってくる違法なタイムトラベラーを取り締まることになるが、そんな廻を待ち受けていたのは、翔との“恋の超展開”。実は、かつて廻と翔は時をかけて恋に落ちた恋人同士だったのだ――。

10日に放送された第1話のTVer再生数が100万回を突破するなど話題となっている今作で、廻が働く広告代理店の後輩で密かに思いを寄せていた相手が、西垣演じる広瀬航。突然、会社の受付嬢・梓若菜との婚約を発表し、廻を絶望の淵に追いやったかと思えば、先輩の廻にも“気になっていますアピール”をし始める。24日放送の第3話では「結婚をやめようと思ってる」と廻を呼び出して告白し、もうひとつの恋の超展開がスタートする!?

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■西垣匠 コメント

――これまでのオンエアをご覧になっていかがですか。

面白いです。タイムリープものだったり、伏線のある作品がすごく好きなんですよね。読ませていただいていた台本が、映像になって吉岡さんや瑛太さん、ゲストの方々の芝居が乗っかるとここまで面白くなるんだなと。僕も毎週放送を楽しみにしています。

――伏線のある作品で好きなものを教えてください。

頭を使いながら見るような作品がすごく好きです。クリストファー・ノーラン監督や古沢良太さんの作品も好きで。「絶対気づかない!」とか、「ラスト何分ですべてが覆る!」と謳われている作品を、なんとしても解いてやろうという気持ちで見てますね。

――西垣さんから見て、広瀬はどんなキャラクターですか。

女性から見ると「はっきりしてよ」と思われる部分もあるかもしれませんが、それでも許される、愛される人間なのかなと思っていて。悪気がなくて、かわいらしい人だなと思います。自分に正直でまっすぐですよね。

――似ているところはありますか。

似てるところがあるすれば……にじみ出てしまう、さわやかなところ(笑)。

――(笑)。役作りのこだわりはありますか。

廻さんはしっかりしていて、引っ張っていく理想の上司タイプ。駆さんはちょっと放っておけない魅力があるので、廻さんはそういう人を好きになりやすいのかなと思ったんです。だから頼りないというか、放っておけない後輩感が出せればと、役作りをさせていただきました。

――吉岡さんや瑛太さんとは、空き時間にどんな話をしていましたか。

大学のときの話をしたら「ミスター慶応」というあだ名になりましたね。僕が何かするたびに2人から「さすがミスター慶応は違うね」といういじりをずっとされていました(笑)。外のシーンで日差しが強くて日傘を持っていたときは、瑛太さんが傘をフェンシングの剣に見立てて「教えてよ」と声をかけてくれたので、基本の型や構えをレクチャーしました。

――スーツ姿も好評ですが、ご自身ではいかがですか。

似合ってるってすごく言っていただけるんですけど、暗めの紺とか明るめのベージュとかカラフルなバリエーションがあって、僕も衣装チェンジのたびに楽しんでいます。

――3話は「結婚をやめようと思ってる」という広瀬の衝撃の告白からスタートしますが、見どころを教えてください。

ここから広瀬くんの暴走が始まるといいますか、“広瀬劇場”が始まります。“婚約者がいるけど好きな人がいる”という状況になり、そこに廻さんの初恋の相手も登場して……。3話からまた伏線もありつつも、毎話すごく笑えてじーんと来る話や心温まる話もあるので、毎週欠かさず見ていただけるとすごくうれしいです。後半戦でも広瀬くんがたくさん出てきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

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