元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が16日、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』で公開された動画「【目から鱗】当時5冠王のイチローさんが4三振…心の盲点を突いた驚きの作戦! 古田敦也さんが今だから明かす1995日本シリーズ・イチローさん攻略の裏技【イチローさんより攻略が難しかった相手も】【(5)/6】」に出演。“優勝慣れ”した結果、上達したことについて語った。

古田敦也氏

上原浩治氏から「優勝した時、バッテリーが抱き合うのあるじゃないですか? どっちが上になります?」と質問され、古田氏は「わかるわかる。あれね、慣れてないとダメなんですよ」としつつ、「僕は下です。最後(抑えが)高津なんで、高津が上」と、捕手である自身が下になって、高津臣吾氏を受け止めていたと回想。「もちろん身長差があったりすると(話は違う)。抑えのピッチャーは、2メートルぐらいあるやつもいるから、人に飛びつく癖なんかないじゃん?」と例外も挙げながら、「ちっちゃいほうが飛びつくんですよ、だいたいね」と自身の印象を述べた。

また、古田氏は「優勝慣れ」も関係してくるといい、「それこそ、僕らは何回も優勝してたから。そうすると最後のシーンの抱き合い方とかも慣れてくるわけですよ。だいたい高津なんで、その雰囲気も、あうん(の呼吸)があるからキレイな写真になる。完全に向こうから来るのを待って、『写真、今ですよ!』って」と持論を展開した。

さらに、古田氏は自身らの対比として、98年の横浜の優勝にも言及。「横浜が優勝したときに、大魔神(佐々木主浩)と谷繁(元信)なんですね。あいつら優勝慣れしてないんですよ。だから、優勝した瞬間にふたりともジャンプしてぼんってぶつかってた(笑)」と明かし、笑いを誘っていた。