国際自転車ロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2023」で、各ステージの順位とスプリント地点の通過順の合計点「ポイント賞」を獲得した児島直樹(チームブリヂストンサイクリング)=福岡県みやま市出身=は「レース後は獲得できたか分からず、無事に受賞できてほっとした」と笑顔を見せた。

  • チームブリヂストンサイクリングの児島直樹

9日の大分ステージでは、3つあるうち最初のスプリント地点をトップで通過。だが、レース中盤から他チームの3選手が逃げの態勢を作ると、残るスプリント地点は諦め「最後のゴール順位だけを目指して走った」。3選手を追いかける追走集団に食らいつき、9位でフィニッシュした。

受賞者に贈られる赤ジャージーには、大会パートナーでもあるブリヂストンのロゴが入っている。「初めて見た時から獲得を目標にしていた」。初日と2日目のステージ優勝も果たした今大会。トラック種目で出場を目指すパリ五輪に向け「しっかり土台を作る第一歩として、弾みをつけることができた」と語った。