JR東日本は10日、青森県・青森市・青森商工会議所と連携して取り組む「AOMORI CONNECTION」の一環で、2024年春に「JR青森駅東口ビル」を開業すると発表した。

  • 「JR青森駅東口ビル」外観イメージ(JR東日本提供)

青森駅周辺のまちづくりに関して、2018年6月に連携協定「AOMORI CONNECTION」が締結されている。駅周辺の施設を整備するほか、連携イベントの開催等で駅ビルを拠点に観光流動を創出し、交流人口の拡大へつなげることを目的としている。

魅力あるまちづくりに向けた取組みの一環として、青森市による青森駅自由通路整備後の旧青森駅東口駅舎跡地を活用した「JR青森駅東口ビル」開発を推進。商業施設や市民美術展示館など、おもに地域の人々が利用する施設とともに、2021年7月に世界文化遺産登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の青森県に所在する遺跡の情報発信拠点施設がオープンする。

慈恵会と城ヶ倉観光が運営するウエルネスをテーマにした地域医療グループのホテル「ReLabo(リラボ)」(2024年夏開業予定)をベースに、地域の医療課題を解決するとともに、これまでにないウエルネスツーリズムを創出し、新たな形で地方創生もめざす。

  • おもな青森駅周辺まちづくりの施設整備(JR東日本提供)

「JR青森駅東口ビル」は鉄骨造地上10階(5階は機械室など)。1~3階にJR東日本青森商業開発が運営する商業施設「&LOVINA(アンドラビナ)」、4階に青森市が設置する「青森市民美術展示館」と青森県が設置する「(仮称)青森の縄文遺跡群情報発信拠点施設」、4階と6~10階にはウエルネスホテル「ReLabo(リラボ)」がオープンする。