テレビ朝日のバラエティ番組『謎解き戦士 ガリベンガーV』が、きょう5日より毎週木曜深夜(25:26~※一部地域を除く)へ移動し、リニューアルを果たす。

  • 左から桂正和氏、小峠英二氏=テレビ朝日提供

■『ガリベンガーV』再び木曜深夜枠へ

教官・小峠英二のもと、電脳少女シロを始めとする話題のVTuberが“特別講師”から超難問を学び、その頭脳を徹底的に鍛えてきた異色のバラエティ。2019年1月、木曜深夜2時台でスタートして以来、枠移動を重ねながら長寿番組として放送を続け、まもなく丸5年を迎える。

■桂正和氏、鳥山明氏との秘話やイラストレクチャーも

木曜深夜に帰ってきた初回の授業は、『ウイングマン』『電影少女』『I"s』といった作品を世に輩出した人気漫画家の桂正和氏が登場する。小峠はもちろんのこと、電脳少女シロ・因幡はねる・周防パトラらも桂氏の漫画を愛読しており、興奮を隠せない。なかでも『電影少女』は、小峠教官が桂作品の中で一番好きな漫画ということもあり、作品に出てくる魅力あふれる女性キャラクターの制作秘話や、当時の流行を取り入れた画期的な手法をこっそりと教えてもらうことに。

さらに桂氏自らイラストを描きながらレクチャーするという授業も展開。「ちょっぴりえっちで魅力的なお尻」には驚きのテクニックが凝縮されていた!? そのほか、影響を受けたという鳥山明氏との秘話や、42年間にわたって描き続けた桂氏お気に入りの1コマも紹介する。

■新主題歌は水木一郎さん✕堀江美都子がデュエット

そして、放送開始当初からアニソンの帝王・水木一郎さんが歌い上げ、イベントなどでも大好評を博してきたオープニングソングがリニューアル。昨年末に生涯現役を貫き、全世界に惜しまれつつ他界した水木さん。新しいオープニングソング「謎解き戦士ガリベンガーV~フェニックスVer.~」では、50年以上水木さんと交流し、“お兄ちゃん”と慕うアニソンの女王・堀江美都子と水木さんとの時空を超えたデュエットが実現することに。レコーディングでも息はぴったりで、水木さんの歌と会話をするように堀江が歌い上げ、レコーディングに立ち会った番組スタッフ一同は感動。レコーディングを終えた際はスタジオが拍手に包まれた。

■堀江美都子 コメント

――『ガリベンガーV』のテーマ曲のオファーがきた際は、どう思われましたか?

やっぱりアニキがいなくなって、もう新曲をデュエットすることはできないのかなって思っていたので、すごくうれしかったですね。実は、この歌をアニキがステージで歌っているのを聴いていたので、一緒に歌えるんだなと思ってとてもうれしかったです。

――実際にアニキとデュエットしてみて、いかかでしたか?

まず、やっぱりあんなに歌が上手い人はいないなっていうことですね。普通に音程とか考えてもめちゃめちゃ歌が上手いんですよ。あと、歌ってみると分かるんですが、アニキでも曲によってビブラートのかけ方が違うんですけど、ガリベンガーの曲は、伸ばす音の最初からビブラートがガッてついてくるんです。そう来るかと思って(笑)。ビブラートの波の大きさがあるんですけど、アニキのビブラートは、私にとって合わせやすいビブラートの波なので、だから歌っていて、必ず伸ばすところは一緒にビブラートが合うように歌えるんですよね。いつも私が合わせる担当ではありますけど(笑)。本当にこうやってデュエットできたなって思うと、隣のブースにいるのかなという感じですよね。一つの声、一つの音、そこを歌っている瞬間、アニキがどんな気持ちを込めているかがわかるので、音楽ってすごいなと思いました。

――視聴者にメッセージをお願いします!

皆さん多分アニキのことは一生話の中で出てきたり、曲を聴いたりして愛していかれると思うんですけど、本当にそうで、ずっとやっぱり心の中に生きていると思うんですよ。アニキがいつも歌っていたガリベンガー、私も参加できることになってすごく幸せです。アニキの分も皆さんと一緒に歌う日が来ればいいなと思っています。これからも番組を含め、堀江美都子もよろしくお願いします。