鈴木ハーブ研究所は9月26日、「介護脱毛に関する調査」の結果を発表した。調査は3月24日〜28日、30代〜60代の男女952人(うち介護福祉士245人)を対象に行われた。

まず、「介護脱毛」という言葉の認知度についての調査では、介護福祉士の17.6%、一般の人の54.5%が「初めて聞いた」と回答した。

  • 「介護脱毛」という言葉を知っていますか(介護福祉士)

  • 「介護脱毛」という言葉を知っていますか(一般)

「介護脱毛に関心がある(介護脱毛未経験)」と答えた介護福祉士は、45.3%。一般の人に対して約2倍にのぼる結果となっている。

「介護脱毛という言葉を初めて聞いた」と答えた割合を性・年代別で比較したところ、介護福祉士・一般ともに男性の方が多い傾向となっており、年代別では目立った違いは見られなかった。

将来自分が介護されると想定した場合、脱毛の必要性を感じているかという質問では、介護福祉士・一般ともに半数以上が「とても必要だと感じる」または「やや必要だと感じる」と回答。女性では6割を超えている。

  • 自分が介護されると想定して脱毛の必要性を感じていますか

脱毛が必要だと感じる理由については、介護福祉士では「排便ケアのしやすさ」「衛生面」、一般では「介護者に迷惑をかけないため」「介護者への配慮、負担を減らすため」「衛生面」などが挙げられた。

一方で、脱毛が必要だと感じない理由については、介護福祉士・一般の方ともに「必要性を感じない」という声が寄せられている。また、介護福祉士からは「年齢とともに毛が薄くなるから」、一般の人からは「イメージが沸かない、想像できない」という理由も挙げられた。