女優の菅野美穂が主演を務めるテレビ朝日系新ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(10月19日スタート毎週木曜21:00~※初回拡大スペシャル)がこのたびクランクインを迎えた。
■菅野美穂主演ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』
今年の「第27回手塚治虫文化賞」で頂点となる「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の同名コミック(講談社)を実写化する同作は、「タフで明るい“踏ん張る主婦”ヒロイン」の伊沢 ゆりあ(菅野)が、突然目の前に現れた夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と奇妙な同居生活を開始し、時にぶつかり合い、時に手を取り合い、意識不明状態となった夫の介護に勤しみながら、「血の繋がりを越えた“家族”の絆」を編み上げていくというストーリー。
クランクインした撮影では、自宅で刺繍教室を開いている主人公・ゆりあが“赤い糸”で刺繍していく象徴的なシーンを皮切りに、座長・菅野が個性豊かな“家族”たちと次々と対面。「皆さんとの掛け合いの中で、『あ、いよいよ始まったな!』とワクワクしました」と声を弾ませながら、まさかの波乱に真っ向から立ち向かっていくゆりあの人生を力強くスタートさせた。
■菅野美穂、共演者らと芝居交わす現場について語る
「今回は初めて共演させていただく俳優さんが多いので、撮影が始まる前は未知数だからこそ不安な緊張感もあった」という菅野。しかしそれは杞憂に過ぎなかったよう。「いざ撮影が始まると、楽しみな緊張感に変わりました。連続ドラマに参加するのは約2年半ぶりですけど、全然そんな感じがしなくて(笑)。いい意味で安心感があります」と、頬を緩める。今回はさまざまな世代のキャストが集結した現場。すでに夫・伊沢吾良役の田中哲司や、姑・伊沢節子役の三田佳子、さらに夫の“彼氏”・箭内稟久役の鈴鹿央士、ゆりあに恋心を抱いていく若き便利屋・伴優弥役の木戸大聖らとも芝居を交わした菅野は「すごく尊敬できる俳優さんばかりで、現場に通うのが楽しみだなと思いながら、日々過ごしています」とニッコリ。「三田佳子さんをはじめとする先輩方のお芝居や現場での真摯な立ち居振る舞いには脱帽し、頭が下がる思いです! また、鈴鹿央士さんや木戸大聖さんら若い方々の瑞々しい感性と姿勢も本当に勉強になります」と、実り多き現場について語った。そしてゆりあを演じるにあたっては「監督から求められる演技が鮮明かつ細やかで、自分がついお芝居に夢中になって省略してしまうような部分もきちんと思い出させてくださるんです。ちょこまかしがちな性質が私にはあるので、でーんと構えたゆりあさんをしっかり表現していけるよう、気を付けて演じていきたいと思っています」とコメントした。