ユニクロのグローバル旗艦店「パリ オペラ店」が9月15日、約8カ月間の改装工事を経て、リニューアルオープンする。
パリの文化と歴史を象徴するエリアのひとつ、9区に立地する「パリ オペラ店」は、絶え間なく進化を続けるパリの街と人々のように、ユニクロのLifeWearを体現するグローバル旗艦店としてさらなる進化を遂げ、パリと世界中から集まる人々に新しいユニクロ体験を提供していく。リニューアルオープンを記念してユニクロは、店舗と近接するパリ国立オペラ座との間に初めてパートナーシップを締結した。
同店舗は、1866年に建てられた歴史的建造物の外観はそのままに、売場面積を従来の2,000m2から2,265m2に拡張。1階中央に歌劇場のエントランスを思わせる大階段を配し、地上2階地下1階の3層の店内が見通しやすく、より快適にショッピングを楽しめるようになった。
ユニクロ欧州CEOの守川卓氏は、「ユニクロ パリ オペラ店は、2009年のオープン以来、地元パリのお客様のみならず、世界中から多くのお客様をお迎えし、欧州におけるユニクロブランドのショーケースとしての役割を果たしてきました。このたびのリニューアルと、オペラ座とのパートナーシップを通して、パリと日本の文化やライフスタイルの交流地点として、この特別な街から世界中のお客様にユニクロのLifeWearをお届けできることをうれしく思います」とリニューアルにあたりコメントを寄せている。
また、ユニクロはパリ国立オペラ座とのパートナーシップを通じて、9月からオペラ座のファミリープログラム「My First Time at the Opera」の公式パートナーを務める。同プログラムでは、オペラやバレエの鑑賞経験がない家族を対象に、特別料金(大人25ユーロ、子ども10ユーロ)で公演を鑑賞する機会を提供するというもの。また、「パリ オペラ店」のオープニングキャンペーンには、オペラ座の若手バレエダンサー7名を起用。「Au rythme de Paris(パリのリズムに合わせて)」をコピーに、パリの賑わいと芸術的な躍動感をイメージした広告を展開する。このキャンペーンでは、ファッションや美食、アートなど様々な分野で世界最高峰のエクセレンスを誇る街パリで、慌ただしい生活を送りながらも、人生を楽しむことに妥協しないパリの人々の暮らしに寄り添うユニクロのLifeWearを表現している。
売場を拡張した店内には、RE.UNIQLO STUDIOを新たに設置し、服に対する深い知識を持つパリの人々に、より長くユニクロのLifeWearを楽しんでもらうための、リペアやリメイクのサービスを提供する。刺繍サービスでは、日仏で活躍するアーティストが手掛けた、フランスと日本にちなんだ様々なモチーフを「パリ オペラ店」限定で用意している。また、RE.UNIQLOのコンセプトに合わせて、パリの若手インダストリアルデザイナー トム・デュカルージュ氏がアップサイクルしたフリースを同店舗限定で販売する。
1階と地下1階のフロアには、ユニクロのグラフィック T シャツブランド「UT」専用のスペースを設けた。浮世絵や日本酒、漫画など、パリで人気が高い日本の伝統文化やポップカルチャーをモチーフとした商品を中心に展開する。また、オリジナルデザインのTシャツやトートバックを作ることができるサービスUTme! もリニューアルを機に新たに導入。「パリ オペラ店」限定で、トム・デュカルージュ氏をはじめとする地元アーティストや人気ショップとコラボレーションしたデザインや、パリのお土産コンテンツを提供する。
オープニング期間の目玉商品として、カシミヤセーター全50色を限定価格(メンズ109.90~129.90ユーロ、ウィメンズ89.90~99.90ユーロ)で販売する。カシミヤセーターは2009年のオープン当時、ユニクロを象徴するアイテムとして話題を呼び、世代を問わずパリの人々に愛されてきた商品だ。また、「パリ オペラ店」のリニューアルオープンに合わせて、デザイナー クレア・ワイト・ケラー氏が手がけるウィメンズコレクション「UNIQLO:C(ユニクロ:シー)」がグローバルで発売される。さらに、Uniqlo Uの2023秋冬コレクションは、グローバル発売に先駆けて、「パリ オペラ店」で9月15日から販売される。