ジャニーズ事務所は7日、都内で会見を開催。藤島ジュリー景子前社長、新社長に就任した東山紀之、ジャニーズアイランドの社長を務める井ノ原快彦が出席した。
ジャニー喜多川前社長による性加害問題を巡り、同事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が先月29日、調査結果報告書を提出。ジャニー氏による性加害を事実と認定するとともに、ジャニーズ事務所がとるべき対応を提言した。
これを受け、ジャニーズ事務所は会見を開催。ジュリー氏は、ジャニー氏の性加害について「性加害はあったと認識しております」と認め、「被害者の皆様に心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。そして、9月5日をもって代表取締役社長を引責辞任し、新たな代表取締役社長に東山紀之が就任したことを発表した。
「ジャニーズ事務所」という屋号については継続する。東山は、その理由について「そのことに関しても大変議論はしました。どうすべきなのか。これだけの犯罪ですから、これを引き続き、守るべきなのかいろんな解釈がみんなの中にもありました。僕が思いましたのは、ジャニーズというのは創業者の名前でもあり、初代のグループの名前でもありますが、何よりも大事なのは、これまでタレントさんが培ってきたエネルギーやプライドだと思うので、その表現の一つでもいいのではないかと思っております」と説明した。
継続に対して厳しい声が飛ぶと、「たくさんの方が被害にあったこともわかっています。ただ僕らはファンの方に支えられているものですから、それをどこまで変更することがいいのか。本当におっしゃる通りだと思うので、今後はそういうイメージを払拭できるほどみんなが一丸となって頑張っていくべきなのかなという判断を今はしています」と語った。