企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開するジェイックは、「ジェイック 就職カレッジ」に登録する20代・30代の正社員経験がある方213人に対して6月26日~8月27日に行なった「働き続けたい職場」に関するアンケート結果を発表する。

  • 働き続けたいと思う職場に勤めたことはありますか?

「働き続けたいと思う職場に勤めたことはありますか? 」と質問したところ、「勤めたことはない」が62.0%、「勤めたことがある」が31.9%となった。

  • 働き続けたいと思う職場は、どんな職場ですか?

「働き続けたいと思う職場は、どんな職場ですか? 」と質問したところ、1位「気軽に報告や相談ができる」が46.5%、2位「社員に丁寧に教育を行っている」が37.6%、3位「仕事を通じてやりがいを感じられる」が35.7%、となった。

今回の調査結果について、20年以上にわたり企業の人材育成や採用支援に携わっている、ジェイック常務取締役の近藤は、次のように述べている。

「「働き続けたい職場の条件」として、上位に「気軽に報告や相談ができる」や「社員に丁寧に教育を行っている」がランクインし、「年収アップや昇進が見込める」や「自分の能力を高められる」は下位にとどまりました。ミレニアル世代やZ世代は、「年収アップや昇進、能力アップ」よりも、「上司や先輩のかかわり方」がその職場で働き続けたいと感じるかどうかに、大きな影響を与えるといえます。

また、当社が2023年4月入社の新入社員708名に実施したアンケート調査においても、「理想の上司像」の1位は「人間的に尊敬できる」、2位は「相談にのってくれる」(※)となっています。

私が日々、経営層や管理職層の方からお話を聞いている中でも、管理職層に求められるリーダーシップは、「説得力/トップダウン型のチームビルディング力/部下をYESマンにする力」といった昭和型のものから、「対話力/ボトムアップ型のチームビルディング力/部下の強みを生かす育成力」といった令和型のものに変化しています。

企業の管理職層が、昭和型リーダーシップから令和型リーダーシップへと学び直し、リーダーシップのリスキリングをすることが、ミレニアル世代やZ世代の定着・活躍に繋がると考えます。」

上司や先輩との関係性が、働き続けたいという意欲に影響する結果になり、管理職層は、リーダーシップの学び直し「リーダーシップのリスキリング」の必要があると言えるだろう。