バイク王&カンパニー(以下:バイク王)が新店舗「バイク王 世田谷本店」をオープンした。本社機能と整備士育成施設を併設する大型店舗だが、どんな特徴があるのか。バイク王の今後は? オープン直前に行われた内覧会に参加し、話を聞いてきた。
本社併設店舗のメリットとは
バイク王は2025年11月末までに中古バイクで販売シェアNo.1を獲得するという目標を掲げている。2023年は11月までに11店舗の新規出店を予定。目標達成に向け、着々と準備を進めているところだ。なかでも今回の「バイク王 世田谷本店」は、通常の店舗機能と本社機能に加え、地下1階に556m2の認証整備工場を構える大規模な施設。バイク王の旗艦店としての役割を担う重要な店舗となりそうだ。地下の認証工場は整備研修センターとしても活用し、バイクの整備をする人材の育成を進めていく方針。
世田谷本店のコンセプトについてバイク王 広報PRチームの高浜優一さんは、「店舗と本社の連携を強化することで、新サービスを全国に先駆けて実施するなどモデル店としての機能を果たし、全国のバイク王でより良いサービスを提供できるよう努めてまいります」と説明する。
本社併設のメリットは現場との意思疎通がスムーズになることだ。これはバイク王に限った話ではないが、小売業を展開する企業がキャンペーンなどの施策を打ち出す場合、現場と本社が離れていると打ち合わせをするにも調整に時間を要したりして、決済に時間がかかってしまう。本社併設の店舗であれば、スピード感を持ってキャンペーンを実施することが可能になる。
これまでバイク王では「愛車の無料点検」を行っていなかったそうだが、今後は世田谷本店発信の新たなサービスとして、本社とも連携して検討を進めていくという。中古車販売でシェアNo.1を目指すうえで、販売後のアフターサービスは欠かせない要素となるはずだ。
バイク王は「愛車循環」という考え方を打ち出しているが、その実現に向けた大きな一歩となりそうなのが「整備のモニター視聴」だ。バイクは高価な買い物となるため、購入するバイクにどのような整備が行われているかは購入者にとって大いに気になる部分といえる。それがモニターを通してチェックできるとなれば購入時の安心感も増すだろうし、仮にバイクを手放すことになったとしても、大切に整備して次の人に渡してもらえるという店舗への信頼感も得られるはずだ。同サービスは実現の可否を含めて検討中とのことだが、ぜひ導入してもらいたい。
バイク王では現在、「売っても買ってもお得! バイク王大感謝祭」というキャンペーンを実施している。内容は以下の2つだ。
10月9日(月・祝)までの期間中に51cc以上のバイクの買い取り成約で、毎日1名に10万円をプレゼントする「バイクご売却で毎日当たる! 10万円」
バイク王会員に無料登録した上で126cc以上のバイクを購入すると、最大60回までのローン金利がバイク王の負担となる「バイク購入でローン金利0%」
新CM発表会に登場したつるの剛士さんも10万円をゲットするべく、所有する6台のバイクのうち1台について「リアルに商談中」とのことだった。