ZENKIGENは8月22日、「採用応募者の生成AI利用に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は、企業の現役人事担当者20名を対象に、インターネットで実施した。

  • 就職活動における生成AIの利用について

応募者が就職活動に生成AIを利用することについてどのように感じているか聞くと、65.0%が「肯定的である」と回答した。「中立である」は30.0%で、「否定的である」「やや否定的である」は0%だった。

就職活動に生成AIを利用することについて「肯定的である」と回答した理由を尋ねると、最も多い回答は「AI活用はこれから必須のスキルだから」(84.6%)で、「応募者の時間・労力を減らすことができるから」(46.2%)が続いた。「採用にテクノロジーを活用することで、旧態依然とした採用スキームをより進歩させる」「止める労力に対する費用対効果が証明できない」といった回答も寄せられている。

  • 就職活動に生成AIを利用することについて「肯定的である」と回答した理由

応募者の生成AIの利用についての対応や対策の状況を聞くと、70.0%が「対応・対策はしていない」、15.0%は「一部対応・対策している」と回答した。「対応・対策をしていない」の回答の内訳をみると、「今後も対応・対策の予定はない」「今後対応・対策をする予定」がそれぞれ35.0%で、今後の対応が分かれる結果となった。

  • 応募者の生成AIの利用についての対応や対策の状況

企業の人事業務全般における生成AIの利用について尋ねると、「会社として公式に利用している」が30.0%、「個人的に利用している」が30.0%だった。全体の60%が人事業務で生成AIを利用している。

  • 企業の人事業務全般における生成AIの利用について

生成AIと人事業務全般に関して、今後の展望や課題感、感想について自由回答で答えてもらったところ、「生成AIを使っている前提で人事側の見極める力を身につける必要がある」「AIを使わないと言う方がこれからは難しい選択。採用活動自体変化してくることを見越して、柔軟に対応する」などの声が寄せられた。