『ヤングマガジン』で連載中の漫画『マイホームヒーロー』が実写化され、10月24日よりMBS・TBSドラマイズム枠で放送、2024年春に映画が公開されることが22日、発表された。主演は佐々木蔵之介。共演に高橋恭平(なにわ男子)、齋藤飛鳥、木村多江らが決定した。
愛する家族とただ平穏に暮らしていくことだけが生きがいだった、ごく普通のお父さん“鳥栖哲雄”は、ある日、娘の彼氏を殺して殺人犯になってしまう。一線を越えてしまった哲雄を待ち受けるのは、冷徹で残忍な“闇社会の半グレ組織”だった。“娘を守るために”殺人犯になった父。夫の秘密を守り、支える妻。そして何も知らない娘。推理小説オタクの“ただのおじさん”は、家族を守るために命を懸けた絶対に負けられない闘いに挑む。鳥栖哲雄は“家族のヒーロー”か、それとも“ただの犯罪者”か。
おもちゃ会社で働くごく普通のサラリーマンで、家族を守るため殺人を犯してしまう主人公・鳥栖哲雄(とす・てつお)役には佐々木蔵之介。哲雄を殺人犯と疑い、執拗に追及する半グレ集団のリーダー格・間島恭一(まじま・きょういち)役には、なにわ男子の高橋恭平、鳥栖家の一人娘・鳥栖零花(とす・れいか)役には、乃木坂46卒業後、本作が初のドラマ&映画出演作となる齋藤飛鳥、哲雄の妻で、良き理解者・鳥栖歌仙(とす・かせん)役には木村多江が決定した。
そして、鳥栖一家を追い込んでいく犯罪組織「間野会」のメンバーとして、吉田栄作、音尾琢真、淵上泰史、内藤秀一郎が集結。監督を務めるのは、『ドラゴン桜』『グランメゾン東京』『ユニコーンに乗って』など数々の人気ドラマに演出として参加した青山貴洋氏で、本作が劇場長編映画デビューとなる。
ドラマイズム『マイホームヒーロー』は、10月24日よりMBSにて24時59分~、TBSにて25時28分~放送スタート。TBS放送後には、TVerやMBS動画イズムで無料見逃し配信もある。
■佐々木蔵之介コメント
娘の彼氏を殺してしまった事から物語は始まります。罪を犯し後戻り出来ず、警察から追われ、組織から狙われ…それでも、男は逃げない。知恵と勇気と家族への愛が、いつしか鳥栖哲雄をヒーローに仕立てます。登場シーンの9割がピンチ、撮影中は毎日血塗れでボコボコ。その最悪が、最高でした。超最高の原作に敬意を表し、スタッフキャスト一丸で没入し挑んだ「マイホームヒーロー」、ご期待ください。
■高橋恭平コメント
僕が演じる間島恭一は半グレで悪い事を当たり前のように行っていますが、本当の思いだったり芯がしっかりあって、根はいいやつなんです!今回オファーを頂いた時、嬉しさと不安が半々でした。どう演じようか、間島恭一の全てが僕の初めてでした! 原作を読み、研究しつつ自分なりにどうすればいいかを考えて、監督と話し合いながら、そしてキャストの皆さん、スタッフの皆さんに支えてもらいながら自分にできる精一杯の事はできたかなと思います! 原作もちょー面白いですから実写版もちょー面白く仕上がってると思います! 是非、楽しみにしててください!!
■齋藤飛鳥コメント
あたたかな家族、穏やかな毎日、それらが守られているのがなぜなのかを知ることは、大人になることと同じなのかなあと思いました。不安もありましたが、私のやれることはそもそも少ししかないと考えたら、あとは周りのキャストのみなさん、スタッフのみなさんが引き上げてくださいました。みなさんのおかげです。正義や悪で区別するには難しい、愛のある物語だと思います。最高の原作、映像になるとどんな化学反応が起こるのか、とっても楽しみです。
■木村多江コメント
私の役は、少しずれていますが、家族を守ろうとする、時に大胆な人です。原作があり、それをリスペクトしつつ、初めて見る方々にも楽しんでいただくには、役をどう作るか、、非常に悩みました。でも、キツイ撮影をみんなで乗り越え、今は楽しんでいただきたいという思いでいっぱいです。原作のファンの方も、初めてご覧になる方も、私たちと同じジェットコースターに乗ってしまったつもりで、ドラマから映画まで、是非一緒に、スリルを楽しんでいただけたら嬉しいです!
■吉田栄作コメント
僕は今回主演の佐々木蔵之介さんが演じる、鳥栖哲雄と、深い訳あって大きく敵対する人物、麻取義辰を演じさせていただきました。原作である漫画を読ませていただいたかぎりでは、この難解な人物像をどの様に演じるか、自分自身の内でかなり模索しました。ある時ふと気づいたのは「麻取の思いは、哲雄の思いと同じ」ということでした。そして原作という素晴らしい絵コンテがあるじゃないか! ということ。劇中では、哲雄と麻取の距離が少しずつスリリングに近付いて行きます。そして最後は…。僕自身もテレビシリーズ、そして映画の完成を楽しみにしています。
■音尾琢真コメント
のめり込む様に読んだマイホームヒーローの一員になる事ができて、とても光栄に思います。窪は、主人公に対して常に圧をかけていく役柄になりますが、原作では、後々新たな魅力を発揮してファンの方も多いキャラクターだと思います。私自身もファンなので、演じるのが私ですみませんという気持ちはありつつも、今回ドラマ化された範囲でマイホームヒーロー全体の世界観が垣間見えるようにできていると幸いです。蔵之介さんをはじめ出演者の皆様もスタッフも一丸となって、試行錯誤の連続で作り上げました。ご覧になる皆様に、美しい家族の絆が届きますよう願っております。
■淵上泰史コメント
半グレ組織のメンバーで、組織で中でも最古参の1人でもあります。歳の離れた恭一とはいつも対立しあう仲ですが、心のどこかで認めていたり、後輩思いなところもある実は優しい人なんじゃないかなと思います。でも今回、佐々木蔵之介さんにはほとんど酷い事ばかり…申し訳ないなぁと思いつつ、酷い事を振り切って思いっきり楽しみながらやり切りました。すいません。笑 とにかく原作ファン並びに初めての方にも、ドキドキする内容になっていますので、ぜひ楽しんで観て頂けたらと思っております。
■内藤秀一郎コメント
麻取延人を演じさせていただきました内藤秀一郎です。鳥栖零花の彼氏で、暴力を振るったり、過去に殺人を犯してたりという極悪人を演じました。自分が経験したことのない役柄だったので、この役を演じ切れるかとても不安でした。そのために体重を数キロ落とし、狂気的に見えるよう、そして延人の雰囲気に近づけるように役作りを頑張りました。いつもと違う自分の演技をみていただければ嬉しいです! 皆様是非ご覧ください。
(C)山川直輝・朝基まさし/講談社/ドラマ「マイホームヒーロー」製作委員会・MBS