アイドルグループ・NEWSの増田貴久が主演を務める、『東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ ギフテッド Season1』(フジテレビ系 毎週土曜23:40~ 全8話)の第2話が19日に放送される。同作で四鬼夕也役を演じる浮所飛貴(美 少年/ジャニーズ Jr.)が、“バディ”増田の印象や撮影現場の雰囲気について語った。

  • 浮所飛貴(美 少年/ジャニーズ Jr.)

■天草那月(増田貴久)&四鬼夕也(浮所飛貴)がバディに

天才刑事・天草那月(増田)は、殺人者に黒い影が視える高校生・四鬼夕也(浮所)の家に強引に引っ越し、二人はバディとなる。夕也の家は歴史ある四鬼神(しきがみ)流古武術の宗家で、夕也は高校生ながら惣領を務めていた。

四鬼神流には「四鬼(よんき)」と呼ばれる四人の師範がいるが、その一人が現在は華道家となった林秘影(柏原収史)だった。ある日、秘影から招待状が届き、那月と夕也は秘影の姪で林家華道の家元・林秘美子(堀田茜)が主催するフラワーイベントに出向く。実は林家華道には表林家と裏林家があり、二つの流派は対立関係にあった。

そんなもつれた因縁がうごめく不穏な空気の中、集まった観客の目の前で裏林家の家元が毒殺される。そのとき、夕也が影を視たのは、全く意外な人物だった。

■浮所飛貴 インタビュー

――同作への出演が決まったときの感想を教えてください。

今回のようなバディを組んで難事件を解決していくという作品は初めてなので、とにかく楽しみでした。しかもそのバディ役の天草那月を演じるのが増田くんという心強い先輩で、撮影の前からワクワクしていました。僕が演じる四鬼夕也は幼い頃に両親を亡くしていて、なおかつ不思議な能力も持っているキャラクターというのも面白いなと思いました。原作を読ませていただいたときは「夕也、カッコ良すぎ」と思って少し不安になりましたが(笑)、でもストーリーがとても魅力的で、思わず引き込まれましたね。

――原作は『金田一少年の事件簿』の天樹征丸さんです。

そうなんです。「よくこんなこと思いつくなぁ」と驚かされるトリックが毎回あって、それを那月と夕也が解き明かしていくところが見どころですね。夕也には「殺人者に黒い影が視える」という特殊な能力がありますが、犯人が分かっていても、それを証明しなければならない。今までにはない推理の過程を、視聴者の皆さんにも楽しんでいただけるドラマになっていると思います。

――ご自身と四鬼夕也の似ている部分、異なる部分は?

夕也は母親が殺害されていたり自身の能力のこともあって、他者との間に壁を作ってしまうところがあるキャラクターです。そこがクールに見えたりもするのですが、素の僕は誰とでもすぐ仲良くなれるような、かなり明るくオープンな性格。そこは夕也とは違いますよね。高校生にしては落ち着いている夕也なので、演じる上でも声のトーンを抑えるなど、「普段の浮所飛貴」が出ないよう心がけています。180度キャラが違うので、もはやそのギャップも楽しんでもらいたい気分です。だから似ている部分というのはあまりなくって……。強いて言うなら、「からいもの好き」でしょうか。スイーツ好きの那月に対して、夕也はからいものが好物なんです。僕もからいものが大好きで、最近はスンドゥブチゲをよく食べに行きます。

――今回バディを組む増田さんの印象は?

本当に共演者のことを気遣ってくれる方です。僕と二人のシーンでも、「この場面は、こういう心情なんじゃないかな」とか、「こっちの言い回しのほうが言いやすいと思う」とか、細かな部分までアドバイスをいただいています。それと座長としても視野が広くて、現場全体への気配りが素晴らしいなといつも驚かされますね。たとえば共演者の方が空き時間に立っていたら、「どうぞ」と言ってサッとイスを用意したりとか……。これは僕もまねをしなければと、この間、泉里香さんにイスをお出ししました。“増田イズム”は確実に、僕の中に受け継がれつつあります(笑)。

――現場の雰囲気はいかがですか?

とてもいいですよ。特に増田くんの差し入れの量がとても多くて、しかも暑い日にはアイスや冷たいドリンクを用意してくれたりと、気配り力が素晴らしいです。それと今回はSeason2まであり撮影期間も長いのですが、増田くんはスタッフの皆さんのこともちゃんと覚えて、名前で呼んでいるんですね。もちろんそこもまねさせてもらっています(笑)。そんなこともあって、シリアスなシーンの多いドラマですが、カメラが回っていないときは笑いの絶えない現場ですね。

――では最後に、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします!

このドラマは一話完結で事件が解決していく一方で、それらが大きな謎を紐解いていくためのフックにもなっているんですね。一話ごとに謎解きの爽快感を味わえると同時に、各話にちりばめられた伏線で、次回がとても気になるような作りになっています。だから最初から最後まで見終わると、「そうだったのか!」という驚きを感じていただけるはずです!

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