俳優の成田凌が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『転職の魔王様』第5話がきょう14日(毎週月曜22:00~)に放送される。

  • おいでやす小田=カンテレ提供

■3つの会社を退職している求職者(葉山奨之)が登場

額賀澪氏による同名小説を映像化する同作は、「転職の魔王様」の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる“転職”爽快エンターテインメント。

第5話に登場する求職者は、28歳の若さにしてすでに3つの会社を退職している戸松卓郎(葉山奨之)。劣悪な労働環境を改善しない会社に真っ向から意見をぶつけ、最終的には「こんな会社辞めてやる!」とタンカを切って退職してしまう、強い正義感の持ち主だ。そして第5話では「仕事に変な夢は持っていない」と転職に対してどこか投げやりな求職者を、もうすぐ見習い期間が終了する千晴(小芝風花)が一人で担当することに。悩める求職者たちにかつて社畜だった自らの姿を重ね、励まし、ときに来栖(成田)に叱咤されながらも、求職者にとって最善の転職先を見つけようと懸命に働いてきた千晴の成長に注目だ。果たして今後もキャリアアドバイザーとして仕事をしていくのか、それとも……千晴自身も自分のホンネと向き合い、仕事について本気で向き合う節目の回となる。

また、姉御の広沢(山口紗弥加)にイジられ、合コン仲間の犬飼(藤原大祐)にあしらわれる“仏の山さん”こと山口守男(おいでやす小田)が、お坊さんからキャリアアドバイザーに転職した過去、実家の寺を継ごうとしたが挫折した経緯なども明かされる。このたび、小田がコメントを寄せた。

■おいでやす小田(山口守男 役)

――『転職の魔王様』の魅力を教えてください。

魔王様と言いつつ、あの方ほど人のためを考えて行動するキャリアアドバイザーはいません。例え嫌われても求職者と向き合う。それこそ殴り合うような距離で。仕事、趣味、習いごと、ジャンル問わず何かでちょっとでも満たされないと思ってる方、必見です。転職することが100%正しいわけではありません。それでも来栖の言葉はジャンルを越えて刺さってくると思います。

――これまでの放送を終えて、周囲の反応・反響はいかがですか?

うちの奥さん、実家の両親、めちゃくちゃ喜んでます! あと劇場に行くと芸人仲間からも「よ! 俳優!」とからかわれます〜あと「面白いドラマやな!」と言ってくれます〜そしてそのあと10人が10人「お前の演技は関係ないけどな!」と、一言余計な言葉をもらいます。山口は能天気。常ににこやかに! を心がけてます〜。

――撮影現場でのエピソードお教えください。

なんか出演者全員で僕の家に来ようとする傾向があります。全然違う話ししてても、「あ、じゃあ小田さんの家でやりましょう!」とか。最初は冗談だと思ってツッコミ入れてましたが、どうやら冗談ではなさそうです。必死で抵抗してます。

――共演者の印象について。

成田さんは頼れるリーダーというか、やっぱり現場のみんなのことを気遣ってまとめる感じ。いろんなところに気配りされてます。僕なんかに誕生日プレゼントくれました。小芝さんはあのまま。無邪気! 一回、僕を驚かそうとしたんだと思うんですが、物陰に隠れるでもなく、廊下のだいぶ向こうから顔だけ伏せてバーっと歩いてきて、すれ違いざまに「わあ!」と驚かしてきました。どういうドッキリやったんでしょう!? 石田さんは、その謙虚さに驚きました。あの大女優が腰低く話す姿は一度見てほしいです。ちょっとしたことでも、すぐ小声で「ごめんね」とか「迷惑かけちゃったね」とかずっとそんな感じです。

――撮影を乗り切る小田さん自身のリラックス方法はありますか。

このドラマに関してはもうタピオカ(ドラマに登場する白猫)ちゃんに癒されてます! 合間には必ず全員がタピオカちゃんのとこに行きます。全員の癒しになってます。

――5話のみどころ・視聴者へのメッセージをお願いします!

果たして働くことに夢はないのか。働くということは夢を諦めるということなのか。誰しもが抱く葛藤。今回はそれを導くはずの来栖がいつもと様子が違います。そしてその様子にいち早く気づき、近寄ることすら憚られる来栖の真正面に立ち、自分の思いをぶつけるのが千晴でした! それは来栖を心底尊敬してるが故の言葉。そして千晴をそこまで成長させたのもまた来栖。なぜ机の上に木魚があったのか発覚する私を含め、シェパードキャリアのにぎやかな面々が今回もそれを見守ります!お楽しみに!