スタッフサービス・ホールディングスは、8月4日、「働く人の夏休みに関する実態・意識調査」の結果を発表した。同調査は、2023年7月7日~9日の期間、17歳~62歳までのビジネスパーソン920人を対象にインターネットで実施されたもの。

  • 昨年までのコロナ禍の夏休みと比較して、今年の夏休みにかける思い

はじめに、昨年までのコロナ禍の夏休みと比較して、今年の夏休みにかける思いを尋ねたところ、「今まで我慢した分思いっきり楽しみたい」人が54.1%と、約半数が今年の夏休みに対して期待していることが判明。

世代別に見ると、総じて若年層はポジティブな声が多く、世代が若くなるほど高くなる傾向に。特に「思いっきり楽しみたい」は、Z世代が74.7%と高いことが明らかになった。

  • 今年の夏休みの過ごし方(予定)

次に、今年の夏休みの過ごし方(予定)を聞くと、「宿泊をともなう国内旅行」が35.4%でトップに。次いで、「グルメ、飲み会」(21.0%)、「帰省」(20.5%)が続いた。Z世代は「レジャー施設」などアクティブに過ごす傾向が見られた。

  • 今年の夏休みを過ごす上で、重要視すること

今年の夏休みを過ごす上で重要視することを問うと、最も多かったのは「リラックス、リフレッシュできること」(86.9%)という結果に。次いで「趣味の時間」(75.7%)、「自分一人で過ごす時間」「コストパフォーマンスの良さ」(各73.2%)、「家族と過ごす時間」(72.3%)が7割台で続いた。

  • 今年の夏休みに関する考え

今年の夏休みに関する考えとして、アクティブに過ごしたい人の中で最も多かった「仕事のことは一切忘れて過ごしたい」(79.3%)が、世代を問わず重視されていた。一方、リラックスして過ごしたい人の中では「あまり予定を詰め込みすぎたくない」(70.3%)が全体で最も多かった。

Z世代はアクティブに過ごしたいと考えており、特に「マスクを着けずに過ごしたい」(71.2%)といった意識が他の世代に比べ、高いことがわかった。

若年層は「タイパ」(タイムパフォーマンス)を、ミドルシニア層では「コスパ」(コストパフォーマンス)を意識しており、世代間による価値観の違いがうかがえた。

  • 昨年の夏休みに使った費用の合計と、今年の夏休みの予算

昨年の夏休みに使った費用の合計と今年の夏休みの予算を調査。今年の夏休みの平均予算は「12.4万円」で、昨年の8.1万円の1.5倍となった。