ダイヤモンド社は、『勉強しない子に勉強しなさいと言っても、 ぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋』(石田勝紀・著)を7月5日に刊行した。価格は1,430円。

  • 『勉強しない子に勉強しなさいと言っても、 ぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋』(石田勝紀・著)

子育ての悩みで最も多いのが「子どもが勉強してくれない」というもの。しかし、教育評論家の石田勝紀氏いわく、教育熱心な親ほど余計なことをして親子関係が険悪になり、苦悩を抱えているケースが非常に多いという。

人に言われなくても行動できる子、つまり「自ら勉強する子」を育てるためには、子どもの自立心を育み、成長段階に応じて少しずつ手を放していくことが重要だという。

  • 親子の性格を「マルチタスク型」「シングルタスク型」に分類し、接し方のコツを解説

本書は、かねてよりネット記事等で話題となっていた「動物園型子育ての弊害」について初めて詳しく解説した一冊。石田氏は子育てのステージを「動物」にたとえて、「動物園型」「牧場型」「サバンナ型」に分類している。

はじめは親が全てのお世話をする「動物園型」で育て、子どもが行動するようになれば「牧場型」に、そして子どもが巣立つときは「サバンナ型」と、成長に応じて移行していくことが大切だという。

  • 「動物園型」「放牧型」「サバンナ型」子育ての違いや、ステージを移行する際の注意点を解説

しかし、教育熱心な親ほど「動物園型」から「牧場型」に切り替えることができず、子どもの自立を妨げる傾向にあるとのことで、本書では親が少しずつ手を放していくために必要な考え方や具体的なやり方を解説。

著者である教育評論家の石田勝紀氏は、学習塾を創業し4000人以上の子どもたちを直接指導してきた経歴をもつ。2016年からは「カフェスタイル勉強会~Mama Cafe」というママ対象の子育て・教育の学びの会を主宰。毎年多くのママから直接相談を受けている。