毎日かけている眼鏡。レンズが曇ったら拭いているけれど、実は見えないところに汚れがたまっているかも……?

眼鏡専門店「ビジョンメガネ」が手掛ける眼鏡の洗浄サービス「パーフェクトクリーニング」を体験した様子をレポートします。

眼鏡の汚れ、そのままにしておくとどうなる!?

  • 眼鏡の専門家「メガネのマエストロ」の手によるクリーニング

ビジョンメガネの「パーフェクトクリーニング」は、眼鏡の分解・洗浄を行う無料のサービスで、「分解」「洗浄」「除菌」「レンズの曇り止め」「フィッティング」を実施してくれるもの。所要時間は約30分で、予約不要で依頼できます。

全国のビジョンメガネ全104店舗での利用者は、コロナ禍での除菌意識の高まりや花粉対策として注目を集めており、利用者は1週間で約1万人にものぼるそう(2023年2月20日~26日の期間)。

眼鏡を洗浄するといっても、普段から汚れたら眼鏡拭きで拭いているしなあと思うかもしれませんが、実は拭くだけでは取り切れない汚れも多いもの。「パーフェクトクリーニング」では眼鏡を「完全分解」してパーツをひとつひとつ丁寧に洗浄してくれます。

  • この眼鏡が

  • ここまでバラされます

眼鏡の汚れの原因は、汗や静電気でついたホコリなど。ホコリや水分をそのままにしておくと、金属が腐食して破損の原因になることも。愛用している眼鏡は長く使いたいものですよね。

メンテナンスの頻度について聞くと「3ヶ月に1度は定期メンテナンスをおすすめします。汚れがたまる前に、掃除だけでも気軽に来てほしいですね」とのこと。春の花粉や夏の汗、冬の静電気など、季節の変わり目ごとにメンテナンスをすることが眼鏡を長持ちさせる秘訣かもしれません。

プロの技にほれぼれ! 「パーフェクトクリーニング」に密着!

ビジョンメガネの「パーフェクトクリーニング」今回はその手順を見せてもらいました。まずはネジをすべて外しますが、眼鏡のネジは細かいものばかり。繊細かつ素早い速さで丁寧に外していきます。

テキパキと分解していく様子に惚れ惚れ……。「パーフェクトクリーニング」を担当してくれるビジョンメガネの「メガネのマエストロ」とは、同社独自の社内教育制度で眼鏡と目に関する高い知識と技術力を持っている眼鏡のプロフェッショナル。クリーニングの際に、「最近見えづらい」「こんな眼鏡が欲しい」と相談することもできます。

分解の様子を隣で見せてもらいながら説明を受けると「こんなに汚れてたの!?」と驚くことばかり。レンズは拭けるけど、パーツの隙間やネジの部分は掃除できない……。

  • 眼鏡のネジは細かいホコリや皮脂などの汚れがついている

  • 左は清掃前の鼻パッド、右は新品の鼻パッド

  • レンズの溝にも汚れが……

パーツを分解したら専用の超音波洗浄機にかけて、付着したホコリや皮脂などの汚れを洗浄していきます。

女性だとファンデーションも汚れの一因になるそう。これから暑い時期、鼻パッドや眼鏡のつる周りなどは汗や日焼け止めがつきがちなので、今のうちにスッキリさせておくのも良いかもしれません。

洗浄が終わったら丁寧に拭いて、組み立てていきます。

ネジや鼻パッドは、合うものがあれば新しいものに交換します。形やブランドによっては交換対応ができなかったり有償になる場合もあるそうですが、有償になる場合は事前に相談してくれるそうなので安心。

ズラッと並ぶネジや鼻パッドは壮観! 鼻パッドだけでもこんなに種類があるんだ……。

バラバラだった眼鏡のパーツがテキパキ組み立てられていきます。眼鏡のネジって気付くと緩んでガタガタしちゃいますよね。

元の眼鏡の形状に! しかしこれで終わりではありません。

新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた2020年4月から開始した「除菌+曇り止め」もうれしいサービス。まずは次亜塩素酸水(弱酸性)のスプレーを全体に噴霧して除菌します。

さらに「曇り止め」の専用ジェルクリーナーを塗ります。マスクを外す機会は増えたものの、夏場は汗をかいたり室内との寒暖差で眼鏡が曇ることもありますよね。

最後はフィッティングをして微調整。顔に沿ってミリ単位でフレームのカーブや傾斜を調整するフィッティングは、まさに匠の技。毎日つけている眼鏡をフィッティングしてもらうと、ぴったり顔に合う! とハッとします。

眼鏡を手入れするコツは?

「パーフェクトクリーニング」でぴかぴかになった眼鏡を見て、眼鏡の汚れは日々たまるものなんだなあ……と改めて実感しました。愛用している眼鏡を長持ちさせるには、どんなコツがあるのでしょうか?

  • ビジョンメガネではレンズクリーナーも販売している

ひとつは手入れの時に「メガネクリーナー」を使うこと。乾拭きはレンズに傷がつきやすいので、メガネクリーナーでスプレーし、ホコリを浮き上がらせてから拭いたほうが良いそう。

  • 曇り止めにもいろいろなタイプが

定期的なメンテナンスをしていても、視力の変化や素材の劣化が起きるので、眼鏡は2~3年を目安に買い替えをしたほうが良いそう。定期的に買い替えることで、突然壊れたときのスペアとしても使えます。

またビジョンメガネでは、メガネのマエストロによる無料の視力測定も実施しています。今の眼鏡が自分の視力に合っているかはもちろん重要ですが、実は見る対象によってベストなレンズと度数は異なるそう。「パソコンを見ることが多い」「趣味のときに使う」など、生活環境や使用用途に合った"最適な眼鏡"がどれか、メガネのマエストロに相談することもできます。ビジョンメガネの店頭に並ぶ商品を手に取りながら、最適な一本を見つけられそうです。

  • ツルを曲げても元通りになって壊れにくい形状記憶眼鏡「ケータイフレックス」シリーズ

  • パーソナルカラー診断で選ぶ、お肌をきれいに若々しく見せる「ハナイロ」シリーズ

毎日当たり前のように使っている眼鏡だからこそ、メンテナンスはしておきたいものです。ちょっと汚れているかも……? という方は、ビジョンメガネの「パーフェクトクリーニング」ですっきりしてみてはいかがでしょうか?