俳優の永山瑛太がこのほど、フジテレビ系ドラマ『あなたがしてくれなくても』(毎週木曜22:00~)のクランクアップを迎えた。最終話は、きょう22日に放送される。

  • 奈緒(左)と永山瑛太=フジテレビ提供

日差しがまぶしいくらいの快晴の下、急勾配が印象的な、吉野家前の坂道のシーンでクランクアップを迎えた永山。「吉野陽一役、永山瑛太さんオールアップになります!」の声と共にスタッフ一同から拍手が起こり、西谷弘監督から花束が手渡された。

視聴者の間でたびたび賛否を巻き起こしてきた陽一というキャラクターを演じたことについて、永山は「俳優をやる上で、自分が演じるキャラクターは誰よりも理解して、自分自身で愛しながらやりたいと思っていたんですけど、初めて陽一というキャラクターは嫌いになりそうになりました(笑)」と冗談交じりにコメント。

また、約3カ月に及んだ本作の撮影に充実感を感じていたようで、「現場に来ると、みんなが良いものを作ろうという意識と、楽しもうという気持ちが僕自身にもたくさん伝わってきて、ちょっと心が折れそうな時もあったんですけど、本当にみんなでチーム一丸となって作れたという達成感だったり、なかなか味わえないような感情で満たされています」と思いを語った。

ラストの撮影は、夫婦を演じたみち役の奈緒とも最後の共演シーン。永山は奈緒に「残りのシーン頑張ってね」とエールを送ると、奈緒も「最後まで頑張ります!」と返し、2人は固く握手。最後にはお互いをねぎらうように優しく抱き合い、“吉野夫婦”として最後の撮影を終えた。

最終回放送直前の21時からは、「第10話同時再生会」を開催。21時ちょうどに第10話の見逃し配信を再生して、SNSなどでの投稿を呼びかけている。

■永山瑛太コメント全文
「俳優をやる上で、自分が演じるキャラクターは誰よりも理解して、自分自身で愛しながらやりたいと思っていたんですけど、初めて陽一というキャラクターは嫌いになりそうになりました(笑)。それでも現場に来ると、みんながいいものを作ろうという意識と、楽しもうという気持ちがすごく僕自身たくさん伝わってきて、ちょっと心が折れそうな時もあったんですけど、本当にみんなでチーム一丸となって作れたという達成感と、なかなか味わえないような感情で満たされています。長い間お疲れ様でした。ありがとうございました」

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