JR東海とヘラルボニーは、東海道新幹線東京駅構内を知的障害のある作家が制作したアート作品で装飾する取組みを6月15日から開始したと発表した。
「旅のはじまりに彩りを。」というコンセプトの下、多くの人が旅の出発点とする東京駅で、ヘラルボニーと契約を結ぶ作家が描いたアートで装飾。知的障害のある作家を広く世の中に紹介することで、多様性のある社会を実現したいとの思いを具体化した。
八重洲中央口きっぷうりばを八重樫季良氏(岩手県「るんびにい美術館」在籍)の作品「(無題)(家)」、八重洲中央南口改札内スロープを郁美氏(宮城県「多夢多夢舎中山工房」在籍)の作品「タムタムドット」でそれぞれ装飾している。
作品近くの壁面や柱に、「アートによる彩りを提供し、皆さまの旅を晴れやかなものにしたい」との思いをつづったメッセージを日本語と英語で掲出。装飾期間は約1年間を予定している。