JR東日本盛岡支社は1日、観光列車「リゾートあすなろ」(HB-E300系)の車両リニューアル前の最終運行として、デビュー当初のコースを再現した8月20日実施の旅行商品を発売すると発表した。奥羽本線・津軽線・大湊線と青い森鉄道を経由する。

  • 「リゾートあすなろ」イメージ(JR東日本青森支店提供)

  • 運行区間のイメージ。なお、蟹田~三厩間は運転見合わせとなっている(JR東日本青森支店提供)

観光列車「リゾートあすなろ」は、2010年12月の東北新幹線新青森開業に合わせ、津軽半島・下北半島への観光に便利なハイブリッド車両としてデビュー。現在は青森県・岩手県を中心にイベントや多客期の臨時列車として運行している。同列車は2023年度冬頃から青森県・岩手県を運行する「ひなび(陽旅)」、2024年春頃から宮城県・福島県・山形県を中心に運行する「SATONO(さとの)」にリニューアルすることが決まっている。

車両リニューアル前の最終運行として、「リゾートあすなろ」のデビュー当初のコースを再現。8月20日に新青森駅10時17分発・蟹田駅11時20分発・青森駅13時30分発・大湊駅16時1分発・八戸駅17時53分着で運行され、奥羽本線・津軽線・大湊線と青い森鉄道を経由する。旅行商品限定の団体臨時列車で運行を予定しており、商品内容については決まり次第、改めて案内される。