『ガールズバンドクライ』、キービジュアル＆劇中バンドのMV2曲を公開

東映アニメーションによる完全新作のオリジナルアニメ『ガールズバンドクライ』より、キービジュアルや2曲のミュージックビデオが公開された。

高校を中退して単身上京した井芹仁菜(いせりにな)。彼女は降り立った郊外の駅前で、たった一人で歌う河原木桃香(かわらぎももか)と出会い、音楽の持つ力に触れる。そして、本心を隠しながら生きる安和すばる(あわすばる)、両親に捨てられた海老塚智(えびづかとも)、天涯孤独の少女・ルパとバンドを結成することに……。

公開されたキービジュアルは、劇中に登場するガールズバンド“トゲナシトゲアリ”のメンバー5人の二面性が表現されたもの。バンド活動とその裏にある日常が切り抜かれており、仲間や家族に裏切られながらも自分の居場所を見つけようと必死にもがく少女たちの叫びが聴こえてくるビジュアルとなっている。

また、その劇中バンド“トゲナシトゲアリ”によるオリジナル楽曲「名もなき何もかも」と「偽りの理」の2曲のミュージックビデオが同時公開され、各音楽配信サービスでも楽曲がリリースされた。いずれも“トゲナシトゲアリ”のメンバー自身が歌唱している。

1つ目の楽曲「名もなき何もかも」のミュージックビデオは新奇性を感じるイラストクオリティのCGアニメで制作されており、主人公の仁菜が物語の舞台となる神奈川県川崎市を駆け抜け、感情を剝き出しにしながら歌声を披露。自らの心をさらけ出すような絶叫が、エモーショナルな本編への期待を煽っているような作品となっている。

●トゲナシトゲアリ「名もなき何もかも」MV

2つ目の楽曲「偽りの理」のミュージックビデオは楽曲の世界観にフィーチャーされた作品になっており、イラストはsakiyama、映像はMONO-Devoidが担当し、アニメ本編から離れた自由な発想によって制作された。荒々しいタッチの描線が、ティーンエイジャーの悩みや憤りを感じさせる作品に仕上がっている。

●トゲナシトゲアリ「偽りの理」MV

2023年7月26日(水)には、この2曲が収録された“トゲナシトゲアリ”のデビューシングルが発売決定。CDには楽曲に加えてドラマパートも3話分収録されており、いち早く本作のキャラクターたちの会話を楽しむことができる。また、Blu-ray/DVDには「名もなき何もかも」のミュージックビデオロングバーションと「偽りの理」のミュージックビデオが収録される。

さらに、6月26日(月)、7月24日(月)にはそれぞれ新たなミュージックビデオの公開と、8月30日(水)はこれらの楽曲を収録したセカンドシングルの発売も決定。デビューシングルから2カ月連続でのCDリリースとなる。

そして、本作のスタッフ情報も公開され、監督を酒井和男、キャラクターデザイン原案を手島 nari、CGディレクターを近藤真理、鄭載薫、音楽を玉井健二(agehasprings)が担当する。

そして、メンバー＆メインキャストは、2021年6月より主催・アゲハスプリングス、協力・ユニバーサルミュージック、東映アニメーションで開催されたオーディション「Girl’s Rock Audition」で選出された5名で構成。Vo.井芹仁菜役を理名、Gt.河原木桃香役を夕莉、Dr.安和すばる役を美怜、Key.海老塚智役を凪都、Ba.ルパ役を朱李が担当する。