学情は5月18日、「業種・職種未経験者の採用」に関する調査結果を発表した。調査期間は4月7日~21日、調査対象は企業・団体の人事担当者(経験者(中途)採用において、業種・職種未経験者を採用している企業が回答)、有効回答は297人。

  • 業種・職種未経験者を採用する際に重視するポイント

生産年齢人口、特に若年層の人口が減少していることを受け、新卒一括採用だけでなく、既卒・第二新卒などの20代を対象とした「通年採用」を取り入れる動きが加速している。

そこで企業の人事担当者に、業種・職種未経験者を採用する際に重視するポイントを聞いたところ、圧倒的に多かったのは「人柄・社風との相性」(90.2%)。以降、2位「成長意欲」(49.5%)、同率3位「志望動機」「身だしなみ・ビジネスマナー」(各40.7%)、5位「転職理由」(39.7%)と続いた。同調査では「相性やカルチャーフィットを重視した採用を実施する企業が多い」と分析している。

また、業種・職種未経験者を採用する際に評価している能力やスキル・経験を調べると、1位「コミュニケーション能力」(89.6%)、2位「成長意欲」(70.7%)、3位「ビジネスマナー」(39.1%)、4位「論理的思考力」(30.3%)、5位「業務に関連する知識・経験」(11.1%)となった。

  • 業種・職種未経験者を採用する際に評価している能力やスキル・経験