ノーテッドは、「採用動画の効果的な活用方法に関する実態調査」の結果を5月11日に発表した。調査は4月21日~28日の期間、23卒・24卒生286名を対象にインターネットにて実施したもの。

  • 採用動画を躊躇せず視聴できる動画の長さは何分か?

「採用動画を躊躇せず視聴できる動画の長さは何分か?」という質問に対し、33.9%が「1分~3分未満」と回答。次いで、「1分未満」(24.8%)、「3分~5分未満」(23.1%)と続き、就活生の約6割が3分以上の動画に躊躇するという結果に。

  • 採用動画で志望度がアップするコンテンツは?

「採用動画で志望度がアップするコンテンツ」について尋ねると、トップは「現場での仕事の様子」(44.4%)だった。次いで「福利厚生や制度の紹介」(37.8%)、「オフィスの様子」(36.7%)、「社員インタビュー」(35.3%)と僅差で続き、働く現場のリアルな情報を提供し、就活生の興味を高めることの必要性を同調査は示唆している。

  • 採用動画の視聴を途中で止めた理由

「採用動画の視聴を途中で止めた理由」を尋ねたところ、46.2%が「動画が長すぎた」と回答。続いて、「コンテンツが古く感じた」(25.5%)、「コンセプトやテーマが分かりにくかった」(23.8%)との順に。

  • 採用動画で最適な動画タイプは?

採用動画における「最適な動画タイプ」に対し、43.7%が「実写動画(インタビューや働く姿など)」を支持。次いで、「学生向けの就活ガイダンス動画(TV番組風動画)」(33.9%)、「インフォグラフィックス動画(文字やイラストなどを活用した動画)」(22.7%)とのことだった。

  • 就活中に採用動画を視聴したタイミングは?

「就活中に採用動画を視聴したタイミング」について尋ねると、1位「就活開始前」(30.8%)、2位「企業リサーチ中」(29.4%)、3位「会社説明会」(28.3%)との結果に。就活開始前の視聴が最も多いことから、採用動画は就活生にとって企業を知るきっかけになる重要なツールと、同調査は考察している。

  • 就活のステップごとに視聴したい(できる)動画の最適な長さは?

就職活動のタイミングを就活前・リサーチ中・説明会・選考中に分け、「視聴したい(できる)動画の最適な長さ」について尋ねたところ、就活前は「1分未満」(33.9%)、リサーチ中は「1分~3分未満」(36.4%)との回答が最も多かった。

就活の前半では短い動画が好まれる一方で、説明会では「3分~5分未満」(26.6%)に次いで、「5分~10分未満」(25.9%)も僅差で2位という結果に。また、選考中の動画視聴においても24.5%が「5分~10分未満」と回答。「1分~3分未満」(29.4%)や「1分未満」(24.8%)といった、短い動画を支持する結果とも大きく差が広がらないことが判明した。