元乃木坂46の樋口日奈と実姉で女優の樋口柚子が、バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系で毎週日曜23:55~、放送後にABEMAでオリジナル版を配信)内の『あざと連ドラ』第7弾「あざといタイプAtoZ」で初共演を果たし、姉妹役を演じている。「いつか姉妹で共演したい」と思っていたという2人に、初共演の感想や姉妹だからこそ知るそれぞれの人柄、さらに今後の活動についても話を聞いた。
「あざといタイプAtoZ」は、それぞれ違った個性を持つ三姉妹を中心に、友達付き合いや恋愛の中で感じるあざとさや人間関係の疑問などをリアルに表現していく物語。昨年10月に乃木坂46を卒業した樋口日奈が、交際5年を迎える彼氏とのマンネリに悩む次女の千秋役、日奈の実姉で女優やモデルとして活動する樋口柚子が、彼氏と上手くいっていない長女・夏希役、さらに、三姉妹の末っ子で彼氏いない歴20年の美冬役を、日中韓グローバルガールズグループオーディション番組『Girls Planet 999:少女祭典』への出演で注目を集めた川口ゆりなが演じている。
――姉妹そろって「あざといタイプAtoZ」への出演が決まったときの心境をお聞かせください。
柚子:「姉妹でいつか共演したいね」とずっと話していたので、そういう機会をいただけてすごくうれしかったです。
日奈:とても好きな番組だったので、その番組に出演させていただけることがまずうれしかったですし、お姉ちゃんと初共演で本当の姉妹役というのがすごく不思議な気持ちで、お仕事が決まったときはそわそわしました(笑)
――実際に姉妹役として共演した感想もお聞かせください。
日奈:こっぱずかしかったです。言い合いになるシーンでは、本気の喧嘩のようになってしまって、監督から「もうちょっとポップな感じで」と言われることがありました(笑)
――本当の姉妹だからこそリアルすぎる感じになったのでしょうか。
日奈:そうですね。今はもう喧嘩はあまりしませんが、言い合いのようになってしまって(笑)
――柚子さんは姉妹共演いかがでしたか?
柚子:気恥ずかしい感じになるのではないかなと心配していましたが、三女役の川口ゆりなちゃんもすごく自然に私たちに関わってくれて、3人でわいわい楽しくできました。
――ご自身の役を演じる際に意識したことを教えてください。
日奈:私は実際の樋口家では三姉妹の末っ子なので、今回初めて次女を演じることになり、「次女の柚子はどんな感じだろう」と考えて、私が思う“次女なりのサバサバ感”を意識しました。また、念願の妹だったのでそこを楽しみながら、普段の末っ子っぽさが出ないように、お姉さんらしく頑張ろうと心がけました。
――次女は男っぽさがあるのでしょうか?
日奈:いい意味でおおざっぱというイメージがありますね。少しひねくれていたり(笑)
柚子:確かにひねくれていたり、荒っぽい感じは三姉妹の中で一番あるなという自覚はあります(笑)。末っ子は、お姉ちゃんを見て立ち回りがうまい印象がありますが、次女はその変化の途中のような、お姉ちゃんを見てもうちょっと適当にやったほうがいいよという感覚があるのかなと思います。
――柚子さんは実際には次女ですが、長女役はどのような意識で演じましたか?
柚子:私たちの実際のお姉ちゃんは長女っぽくないのであまり参考にはせず…。お母さんっぽい感情で見守るように。勝手に保護者面しちゃうお姉さん感を出すように演じました。
――実際のお二人のお姉さんはどんな感じですか?
日奈:すごく天然で、天然記念物のような感じです(笑)。全く怒らないし怒っていても怖くないです。
――撮影で印象に残っていることがありましたら教えてください。
日奈:ゆりちゃんも本当の姉妹のような感覚になるくらい私たちの中にすっと入ってきてくれたことがうれしかったです。好きな韓国のアーティストさんの曲について盛り上がり、「今度ご飯行こうね」という話もしました。
――「念願の妹」とおっしゃっていましたが、お姉さんになった感覚はいかがでしたか?
日奈:ずっと憧れていたので、ゆりちゃんが「日奈姉」と呼んでくれて、すごくうれしかったです。
柚子:3人で一緒にご飯を食べたときにたくさん話して、会話のスピード感や空気感が本当の姉妹みたいな感覚がしました。そういう時間があったからこそ、姉妹の会話のリアルなスピード感や空気感でできたのかなと思います。
――長女と次女を演じたことで何か気づきはありましたか?
柚子:私から見た日奈に対する感情もそうなのですが、ずっと妹という感じで見ていて、小さいときの印象のまま心配でお節介を焼いてしまうのですが、大人になっているんだなと感じました。
日奈:姉妹のありがたみを改めて感じました。身近に何でも意見を言ってくれる存在がいるということは大事なんだなと思い、より大切にしたいという気持ちになりました。