女優の天海祐希が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』第4話がきょう8日(毎週月曜22:00~)に放送される。

  • 左から水野美紀、松下洸平=カンテレ提供

明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする元弁護士の女探偵・上水流涼子(天海)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していく痛快エンターテインメント。

ある日、久実(白石聖)が事務所のクローゼットで某有名美容クリニックの制服を発見する。貴山の話では、記念すべき最初の依頼で使った衣装だというが、どうやら涼子にとっては思い出したくない過去のよう。8カ月前、丹波(丸山智己)の協力で探偵事務所を立ち上げた涼子のもとへ、弁護士時代の後輩が一人の女性を連れてやってきた。依頼者の名前は西田真紀(市川由衣)。結婚を機に額の大きなあざを消そうと、メディアでも話題の美容家・愛原樹里亜(水野美紀)が院長を務めるマジェスティックビューティーラボで施術を受けるが、半年後一度は消えたあざがみるみるひどくなったという。しかしカルテに問題がなかったことから、治療が原因だと立証することは困難。涼子も思わず絶句するほどひどいそのあざを元に戻すには海外で整形するしかなく、真紀はそのために必要な多額の費用を樹里亜から奪いたいと涙をこぼす。

依頼を引き受けた涼子がクリニックに乗り込んでみるものの、樹里亜は弁護士資格を失った涼子をあざ笑い、挙句元犯罪者呼ばわり。出足からつまずく涼子だったが、やがて樹里亜が若くてイケメンの秘書を探していることが判明する。するとその矢先、道端で猫を探している一人の青年と出会う。さえない見た目からイケメンへと変身させたその男は、涼子の想像をはるかに超える頭脳の持ち主で、まんまと秘書になることに成功。その男こそが、後に涼子のバディとなる貴山だった。貴山は、樹里亜が薬品名や美容機器の名前が書かれた黒革の手帳を肌身離さず持っていることに気づく。

第4話では、水野が悪いうわさの絶えないビューティークリニック「マジェスティックビューティーラボ」の院長・愛原樹里亜役を演じる。キャッチコピーは「美しさを与えるのは神だけじゃありません。私は魔法使い」そんな言葉を巧みに操り、数々の不正を隠ぺいしているという悪役ぶりに注目だ。

■水野美紀 コメント

この度は、尊敬する大先輩である天海さんとこのような形でご一緒出来た事がまずとてもうれしかったです。役とはいえ、撮影初日から天海さん演じる涼子に暴言を吐くシーンの撮影で、ものすごく緊張しました。しかし天海さんからは「ドーンとぶつかって来い」という気概があふれ出ており、役の上での喧嘩腰のやり取りを緊張感を持って楽しませて頂きました。

根本ノンジさんの遊び心あるテンポ良い掛け合い台詞、そして毎回の、天海さんと松下洸平君の変装。このドラマの大きな見所を、私も堪能させていただきました。よく考えたらこんな気持ちの良い程の悪人を演じたのは初めてかもしれません。小道具のアクセサリーは二千万円程するそうです。輝きに目がクラクラしました。そちらにもご注目ください。

■市川由衣 コメント

綺麗になりたいという気持ちを踏みにじられてしまう女性を演じました。作品の中では心情的に辛いシーンばかりでしたが、安心感のあるスタッフの皆さま、永遠の憧れである天海祐希さんをはじめとした優しい出演者の皆さまの明るい雰囲気に助けられ集中して現場に挑めました。是非ご覧ください。