ゾエティス・ジャパンは、1歳以上の猫の約74%が罹患している可能性がある「変形性関節症」の認知・理解向上を目的に、世界の猫をその痛みから解放することを目指す、猫動画プロジェクト「CATFLIX」を4月27日より公開している。

変形性関節症(以下OA: Osteoarthritis)とは、肘や膝、股関節などの関節が変性を起こして痛みで動きにくくなる疾患で、1歳以上の猫の約74%、12歳を超えると90%もの猫に同疾患の疑いがあるものだという。同社の調査によれば約70%の飼主がOAという疾患を認知しておらず、猫の習性や加齢による自然な衰えと捉えがちなことから見過ごされやすい疾患だ。

  • CATFLIX「動きたいのに」篇(60秒)

本プロジェクト「CATFLIX」は、猫のOAについて「知り」、痛みチェックリストで「学び」、愛猫の日常の様子を動画に「撮る」ことを習慣にしてもらえるよう、3STEPで構成。最初のステップ「知る」では、「『動かない』のは、実は『動けない』からではないか?」という視点で愛猫を見てほしいという思いから動画「動かないと、動けないはちがう。」を制作、OAにみられるさまざまな行動の紹介や、愛猫を撮影した動画をもとに獣医師に相談する飼主の姿を描く。

  • 痛みチェックリスト

次に「学ぶ」のステップでは、OAの痛みによって動きに変化がないかをチェックできる6つの動画を紹介。さらにダウンロード可能な「痛みチェックリスト」で愛猫の動きを確認することもできる。

3つめのステップ「撮る」では、走っているところ、ジャンプするところ、動くものを追いかけるところなど「痛みチェックリスト」を参考にした撮影を行い、記録動画を診察のときに獣医師に見せることで、OAの早期発見につながることを伝えていく。

また、動画撮影の習慣化促進のため、猫が走る姿を動画に撮ってインスタグラムに投稿する「みんなで走ろう! CATFLIXキャンペーン」も実施する。ハッシュタグ(#みんなで走ろうキャットフリックス #猫の関節の痛み)を付けてリール投稿した方の中から抽選で、KARIMOKU CATの人気グッズをプレゼントするというもの。応募期間は4月27日から6月30日まで。詳細はゾエティス・ジャパン「みんなで走ろう! CATFLIXキャンペーン」のWebサイトを参照のこと。