JR東日本は13日、今年度のホームドア整備計画について発表した。2023年度は12駅24番線(線区単位)で整備を進めるとのこと。南武線登戸駅は従来型(壁式)ホームドア、その他の駅はスマートホームドアを整備する予定としている。
駅利用者の列車との接触や線路への転落を防止する対策として、JR東日本は2031年度末頃までに、東京圏在来線の主要路線330駅758番線でホームドア導入を目標としている。2022年度までに、山手線と京浜東北・根岸線を中心に99駅197番線(線区単位)でホームドアの整備を完了した。
2023年度、ホームドアを整備する駅は京浜東北線の大宮駅(1・2番線)、中央総武緩行線の東中野駅(1・2番線)、南武線の登戸駅(1・3番線)、武蔵中原駅(1・4番線)、武蔵新城駅(1・2番線)、矢野口駅(1・2番線)、横浜線の小机駅(1・3番線)、相模原駅(1・2番線)、中山駅(1・3番線)、成瀬駅(1・2番線)、十日市場駅(1・2番線)、八王子駅(5・6番線)の12駅24番線(線区単位)。従来型(壁式)で整備する登戸駅を除き、各駅でスマートホームドアの導入を予定している。
世界的な半導体不足の影響で、ホームドア整備に必要な部材の一部に調達の遅れが発生している状況だが、今後も部材の調達状況をタイムリーに見極めるとともに、「鉄道駅バリアフリー料金制度」も活用し、整備目標の完遂をめざすとしている。