大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツは4月10日、温泉リゾートホテルブランド「TAOYA」から第2号ホテルとなる「TAOYA日光霧降」(栃木県日光市)をオープンした。
「TAOYA」は、2019年4月に大江戸温泉物語の新しい取り組みとして誕生した、"ゆったりと、たおやかに。"がコンセプトの温泉リゾートホテルブランド。非日常のひと時の提供を目的に、ハード面の充実にくわえオールインクルーシブの導入や接客などのソフト面にこだわっている。
今回オープンしたのは、栃木県の日光国立公園に指定される霧降高原の標高約1,000メートルに位置する施設。
第1号ホテルである三重県の「TAOYA志摩」はホテル目の前に広がる鳥羽の海が織りなすオーシャンビューが特徴であるのに対し、同ホテルでは、他の建物や人工的な灯り、喧噪が極めて少ない緑豊かな森というロケーションとなっている。
施設内にはロケーションを活かした展望露天風呂が設置。床面を底上げし浴槽の位置を高くすることにより、湯面からそのまま続くような霧降高原の自然を眺めることができるフォレストビューのインフィニティ風呂となっている。
日の出の時刻では、昇る朝日が高原をオレンジ色に染まる様子、日が昇った後では春はウグイス、夏にかけてはヒヨドリやアカハラなど、高原に生息する鳥のさえずりのみが聞こえる非日常が楽しめるという。
バイキングが楽しめるレストランには、全長約35メートルのライブキッチンが登場。TAOYAシリーズのみならず大江戸温泉物語全ての宿の中でも最長のものとのこと。
五感で食事を楽しむ空間にこだわり、多くの料理の調理や仕上げを目の前で行い、出来たての味わいを提供するほか、調理過程の音や香り、活気ある料理人の動きなども眺められるようになっている。
オールインクルーシブ導入により、夕食時のアルコールや朝食時のスパークリングワインなども追加料金なしで自由に楽しめる。ビールやワイン、ウィスキーなどのほか、栃木県の地酒も用意している。
そのほか、趣の異なる2つのラウンジも設置。ビールやハイボール、アイスキャンディなどが楽しめる最上階展望風呂に隣接の「湯上りラウンジ」と、石材風の建材を使用した暖炉を設えた、ピアノの音色が流れるスタイリッシュな空間の「暖炉ラウンジ」が楽しめる。
客室は、全98室のうち1室を除き、バルコニー付きで陽の光や風、樹々のざわめきや鳥の声を身近に感じることができる部屋となっている。7室は、露天風呂付き。宿泊料金は、1万7,000円〜(大人3名以上1室利用時の1名料金)。