積水ハウスは3月30日、同社の研究機関である住生活研究所が実施した「子どもの巣立ち後の暮らしに関する調査」の結果を発表した。調査は1月20日〜22日、全国の夫婦のうち、居住する子が独立した40代〜60代の既婚男女554人を対象に行われたもの。

  • 子どもの巣立ち後の「子ども部屋」の状態と使用状況/子ども部屋の子どもの"もの"に関する状態

まず、子どもの巣立ち後の「子ども部屋」の状態と使用状況について尋ねてみた。

すると、「子どもの"もの"をそのままにしている」人が53.8%を占める結果となった。子どもが巣立ってから3年以内の人では、70.9%にのぼっているほか、巣立ち後11年以上経過している人でも40.3%となっている。

また、子ども部屋の活用については43.9%が「別用途の部屋として未活用」と回答している。

子どもの"もの"をそのままの状態かつ「子ども部屋」を別の用途の部屋として活用していない人に、その理由を尋ねてみると、「子どもの帰省時の使用」が61.0%で最多となり、次いで「子どもが戻った時の居場所」が46.2%、「片付けるのが手間」が23.6%で続いた。

  • 子ども部屋において子どもの"もの"がそのままの状態で、別の用途で未活用の理由

一方で、子ども部屋を別の用途の部屋として活用している264人のうち、約4割は巣立ちして1年以内に子ども部屋を活用している事も分かった。その割合は、巣立ちして4〜5年以内にはおよそ9割となっている。

  • 子どもの巣立ち後、子ども部屋を別の用途で活用したタイミング/子どもの巣立ち後の子ども部屋の活用用途TOP5/子どもの巣立ち後のリフォーム実施について/子どもの巣立ち後のリフォーム内容

子ども部屋をどのように活用をしているかについては、「倉庫・物置」が27.3%で最多に。「夫婦別寝室」の使用は24.6%、「書斎や仕事スペース」の使用は12.5%となっている。

また、子ども部屋を別の用途の部屋として活用している人で、子ども部屋に限らず、工務店や住宅会社に委託するようなリフォームを実施または実施計画のある人は、28.1%となった。

その内容については、「間取りを変更して大きな部屋、空間を作る」(24.3%)、「趣味に適した部屋を作る」(23.0%)、「収納用の部屋(納戸)」(20.3%)など。

続いて、子どもの巣立ち後、夫婦間の会話が少しでも「増えた」と回答した人を男女で比較したところ、女性が40.4%に対し、男性が50.9%と差が見られた。

  • 子どもの巣立ち後の夫婦の会話量の変化/子どもの巣立ち後の夫婦の会話量が増えた理由TOP5

夫婦間の会話が増えた理由については、「夫婦で旅行に出かけることが多くなった」(38.3%)、「夫婦で買い物に行くことが多くなった」(37.2%)、「夫婦の時間の重なりが長い」(36.8%)が上位に。

また、夫婦生活満足度においては、会話が「増えた」人の93.0%が満足または少し満足と回答している。一方で、夫婦間の会話量が減った人では、満足または少し満足と回答した人が15.8%にとどまったほか、少し不満または不満の回答は半数に近い44.7%となった。

  • 子どもの巣立ち後の夫婦の会話量と夫婦生活満足度の関係/子どもの巣立ち後の夫婦生活満足度/子どもの巣立ち後の夫婦生活に不満な理由TOP5

満足していない人に理由については、「夫婦間の会話の減少」が25.0%で最多となっている。また、女性では「家事や役割分担が変わらないから」が27.3%で最も多くなっている。