「保育士バンク!総研」を運営するネクストビートは3月16日、「保育士の働き方」に関する調査の結果を発表した。同社が展開する保育施設向け業務支援システム「保育士バンク!コネクト」の労務管理データから、保育圏・幼稚園に勤務し、同システムを一定期間継続して利用している職員約6,000人のデータを抽出・統計化した。

  • 保育施設で働く職員の平均労働時間・残業時間(出典:保育士バンク!総研)

平均労働時間別(1カ月あたり)の人数分布をみると、「160時間」が最も多く35.8%。次いで「170時間」が16.5%、「150時間」が14.2%と続き、中には「月200時間以上」という人も計2.1%いた。

平均残業時間(1カ月あたり)については、「残業なし」が過半数の50.2%を占めた一方、「30~50時間」を超える職員も計3.7%いることがわかった。

施設形態別の平均労働時間を調べると、「院内保育室」(168時間)、「乳児院」(163.9時間)、「障害児施設」(163.3時間)といった一部24時間の勤務体制を行っている施設では、平均よりやや長い結果に。また役職別では、管理職(園長、主任)の勤務時間は一般(管理職以外)より長い171.7時間となった。

  • 上から:園の施設形態別平均労働時間。職員の役職・職種別平均労働時間(出典:保育士バンク!総研)

平均有給取得率(2022年度に取得した有給休暇日数÷同年度に付与された有給休暇日数)は66.8%。取得率別の人数構成比をみると、100%が19.3%と最も多く、以降、50%が11.4%、40%と60%が同率の9.9%と続いた。

  • 有給休暇取得率(出典:保育士バンク!総研)

地域別の有給取得率については、東京23区は74.6%に上ったのに対し、それ以外の大都市は64.0%、中核都市は68.8%、小都市等は66.8%にとどまった。また役職別では、管理職は平均より低い59.6%となった。