スタジオテイルは3月7日、現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みに関する調査結果を発表した。調査期間は2023年2月15日~25日、調査対象は会社に勤務している20代~50代の個人、有効回答は400人。

  • 現在の年収に満足していますか?

現在の年収に満足しているか尋ねると、「満足している」「少し満足している」と答えた割合は計33%にとどまり、特に「満足している」の割合は7%と全体で最も低かった。一方、「少し不満」「不満」とした割合は67%に上り、7割近くが現状より高い年収を希望していることがわかった。

世帯年収別の満足度をみると、「満足している」の割合が最も高かったのは年収1,000万円超の世帯で35%。反対に最も低かったのは年収200万円未満の世帯で0%だった。

年収アップのために何らかの取り組みを行っている人は74%。特に20代・30代では76%に達し、約4人に3人は何らかの取り組みを実践していることが判明した。

年収アップのために具体的に取り組んでいることを聞くと、1位「複業」(53%)、2位「資格の取得」(38%)、3位「スキルアップ」(31%)との順に。また、「昇進・昇格への働きかけ」(18%)、「個人成績を伸ばす」(15%)、「上司との関係構築」(6%)など、現在の職場で評価を高めるための試みをしている人も一定数みられた。

一方、過去に年収アップした際の要因トップ3は、1位「転職による」(16%)、2位「相応の成果を出したため」(15%)、3位「上司または顧客からの信頼を獲得したため」(12%)となり、年収アップに向けた取り組みで上位に入った「複業」は7%、「スキルアップ」は4%にとどまった。