俳優の鈴鹿央士が、TVer「名作ドラマ200選」のキャンペーンCMに出演する。CM収録後に、昨年ヒットした『silent』(フジテレビ)を振り返った。
CMの中で鈴鹿は、スマートフォンでテレビドラマを視聴。見ているドラマによって微笑んだり、涙を流すなど、繊細で微妙な表情の変化に注目だ。「名作ドラマ200選」では、1990年代の傑作ドラマから、鈴鹿も出演した昨年大ヒットの『silent』など最新の話題作まで無料配信する。
CM収録後の鈴鹿のコメントは、以下の通り。
――CM収録を終えての感想を教えてください。
各カット話し合いながら撮影できて、すごく楽しかったです。みなさんが「いいものを撮ろう」とこだわってくださったので、自分も頑張らなきゃなと思いました。(演出上)フォーカスマン(カメラのピントを調整するスタッフ)の方が、一番大変だったと思うので「ありがとうございました。お疲れ様でした」とお伝えしたいです。
――CM収録で特に頑張ったところや気を付けたところは?
1カット目が、瞬きすると目立ってしまうハイスピードカメラでの撮影だったので、「(演出にあった雪の粉が)目に飛んできてほしくないな」と思いながらも、カメラに集中していました。
――CMの見どころを教えてください。
季節は冬と春の間で、雪から桜へと変わっていくのですが、僕自身も、季節の移ろいの中、春に向かう朗らかな気持ちを持ちつつ、気分も前向きになっていきました。綺麗で印象的な映像になっているので、みなさんの記憶に残るようなCMになってほしいなと思います。
――TVerはご利用されていますか?
使っています。特に昨年は、オンエアをリアルタイムで見られないことが多く、撮影の合間にTVerを使って、自分が出ているドラマや見逃した作品をよく見ていました。あと、自分がバラエティ番組に出させていただく前に、TVerでどんな番組かを拝見して、収録に行くこともあります。
――過去に放送されたドラマをTVerで視聴したことはありますか?
以前、名作ドラマ枠で特集されていた『花より男子』(※)ですね。見た記憶はあるのですが、子供のころだったので、しっかり見れていなくて。もう1回ちゃんと見たいなと思っていました。あと松たか子さんが主演されていた『大豆田とわ子と三人の元夫』(※)は、リアルタイムか特集で見た記憶があります。
(※)配信は終了
――「お気に入り」には、どのような番組を登録していますか?
お気に入り登録すると、(マイページに表示されて)分かりやすくなるので、自分の出演している作品をお気に入り登録しています。自分が出ていない場面がどうなっているのか気になりますし、1話をまとめて見ると、客観的に見える部分もあって、スマホで見ながら反省会をしています。
――今回、鈴鹿さんがご出演されたドラマ『silent』が「TVerアワード2022」ドラマ大賞を受賞しました。社会現象を巻き起こした本作においての反響はいかがでしたか?
現場でも毎週オンエアされるごとに「見逃し配信の再生回数がすごいことになっているよ」と盛り上がっていたので、本当に嬉しかったです。ストーリーに関しても人物に関しても、いろいろなことを考えながら見られるドラマだったので、当時よく「何回でも見てください」と言っていました。そうやって、みなさんが何度もTVerで見てくださってありがたかったですし、あの期間は特別だったなと思います。
――今回の特集では『silent』もラインナップされています。「もう一度見たい」「初めて見る」という方もいると思うので、鈴鹿さんにとっての印象的なシーンを教えてください。
青羽紬(川口春奈)がハンバーグを作っていたときに、戸川湊斗(鈴鹿)が、ふわふわのヘアピンのことについて電話をかけるシーンがあるのですが(第5話)、あのシーンは、たくさんの方の記憶に残った良いシーンだったのかな、と実感することがあります。
――あのシーンは記憶に残っていて好きです。
(手話で)ありがとうございます。それと、落ち着いたら、(『silent』の聖地となった)世田谷代田駅のベンチに座りにいきたいですね。
――最後に鈴鹿さんが感じるTVerの魅力を教えてください。
ドラマ、バラエティ、アニメなど、身近な人の中で話題となった作品を見逃すことってあると思うのですが、そういうときに見逃し配信を利用すれば、ちゃんと追いつけるのがいいなと思います。あとは、「リアルタイムで見たいな」「この番組見たかったものだ」と思ったとき、仕事や用事で外にいても、リアルタイム配信で見られるので便利ですよね。 特に『silent』のときに思ったのですが、1話を見ようと思っていなかった方が、見逃し配信を見て「面白いから2話はテレビで見てみよう」と思ってくださるとか、いろいろなところに繋がっていくし、会話のネタにもなるし、そうやって助けてもらえるのがTVerの魅力なのかなと思います。