クロス・マーケティングは3月7日、「2023年2月 新型コロナウイルス生活影響度調査(家庭生活編)」の結果を発表した。同調査は2月27日~28日、全国の20~69歳の男女2,500人を対象に、インターネットで実施した。
家事・生活行動の好感度について調べたところ、「好き(好き+やや好き)」で上位に挙げられたのは、「肌や髪の手入れ」「食事を作る」「衣類やタオル類、寝具の洗濯」だった。一方、「嫌い(嫌い+やや嫌い)」では、「水回りの掃除」「献立を考える」「廊下や玄関の掃除」となった。
軽減したい家事・生活行動としては、「水回りの掃除」「食事を作る」「献立を考える」があげられた。
有職者に対しリモートワークについて尋ねた。リモートワーク対応が可能な業務にたずさわっている人は28%で、男女別で見ると、男性は30%、女性は24%と男性の方が多かった。
リモートワーク対応ができる人に、一週間の理想のリモートワーク日数を確認したところ、「毎日リモート勤務」が17%と最も多く、「3日以上リモート勤務」と回答した割合は49%と半数を占めた。特に女性は、「毎日リモート勤務」の希望者が25%、「3日以上リモート勤務」は54%と男性と比べて多くなっている。
自宅でストックしている食品・日用品を聞くと、「ティッシュペーパー・トイレットペーパー」「石鹸・ハンドソープ」「洗剤」「シャンプー」「冷凍食品」のストック率が、過去調査の中で最も高まった。いずれもその業界の企業が値上げを公表している商品で、その影響で駆け込み需要が起こったことが考えられる。
新型コロナウイルスに対する不安・ストレス度は、定点指標の「直近1週間の不安度」では先月から3p減の23%、「将来に対する不安度」は5p減の37%だった。
マスクを着用すべきと思うシーンを聞くと、「商業施設」「娯楽施設」「勤務先」「飲食店内(食事中を除く)」「学校の校内」が6~7p低下、そのほかすべてのシーンにおいて低下傾向にあり、マスクを外すことへの警戒心は薄らいできていることがわかった。