お笑いトリオの東京03が、令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)を受賞し、9日、都内のホテルで行われた贈呈式に出席した。

  • (左から)東京03の豊本明長、飯塚悟志、角田晃広

芸術選奨は、文化庁から11部門で、その年に優れた業績をあげた個人に贈られるもの。同じく新人賞(放送部門)では、角田が出演したドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』のカンテレ・佐野亜裕美プロデューサーも受賞しており、2人で談笑する姿も見られた。

東京03に対しては、「洗練された脚本と卓越した演技力により、日常に潜むちょっとした違和感を笑いに変えるコントは、演芸と演劇の区別がつかない独自の境地を切り開き、エンターテインメントとしてのコントの存在価値を確かなものにした。令和4年、9都市34公演の全国ツアー『ヤな覚悟』で圧巻の観客動員数を誇るなど、ライブ中心の活動形態を完成させた功績も大きい。絶妙な人間心理を表現する三者三様の存在感は、演者が人生経験を積むほどに魅力を増しており、今後さらにコントの可能性を高めてくれることを期待したい」と評価された。

  • 佐野亜裕美プロデューサー(右)と