俳優の萩原利久が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『月読(つくよみ)くんの禁断お夜食』(4月スタート毎週土曜23:30~)の新たなキャストが7日に発表された。

  • 左から尾崎匠海、浅香航大、樋口日奈=テレビ朝日提供

アサダニッキ氏によるコミックを実写化する同作は、ストイックに完璧を求めすぎるあまり食に興味を失ってしまったカリスマパーソナルトレーナーの御神そよぎ(トリンドル玲奈)が、料理上手なナゾ多き年下男子・月読悠河(萩原)と運命的に出会い、禁断の夜食を振る舞ってもらうことで食の楽しさを思い出していくグルメラブストーリー。

月読の兄である朝日奈大河を演じるのは浅香航大。2011年に『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス2011』(フジテレビ系)で連続ドラマデビューを飾って以降、ドラマ、映画、舞台で活躍している。朝日奈はやり手の若手実業家で、いくつもの海外事業の日本進出案件を手掛けてきた人物。月読とは兄弟だが、幼い頃に両親が離婚し、朝日奈は親元を離れて月読は母親に引き取られたため、姓が異なるという複雑な背景を持つ。『私たち結婚しました 2』(ABEMA)で夫婦役に扮したトリンドルには「ドラマとはまた少し違ったアプロ―チでしたので、こういった作品で、ご一緒するのは楽しみ」と語った。

INIの尾崎匠海が演じるのは、そよぎの後輩で、彼女に恋心とも呼べる憧れを抱くパーソナルトレーナー穂波司。尾崎は、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(GYAO!/TBS系)から誕生したグローバルボーイズグループ・INIのメンバーで、俳優としてもドラマや舞台に出演してきたが、今作が全国ネットドラマ初出演となる。尾崎は「今回は禁断のお夜食ということですので、まさに、胃袋と心を同時につかめたらと思っています(笑)」とアピールした。

そよぎの同僚でトレーナーの卵である今どき女子・沢村有沙役を演じるのが樋口日奈。樋口は2021年に『教場II』(フジテレビ)に出演し、乃木坂46を卒業後、2023年にはドラマ『かりあげクン』(BS松竹東急)、『往生際の意味を知れ!』(MBS)に出演するなど女優として活動している。月読とそよぎを演じる萩原&トリンドルへ「本当に、原作のキャラクターと演じられるお2人のイメージがピッタリすぎて、私自身ドラマがとても楽しみなんです(笑)」と一視聴者として期待を寄せた。

コメントは以下の通り。

■浅香航大(朝日奈大河 役)

――原作を読んだ感想や朝日奈大河の印象は?

独特の雰囲気があり、いわゆるやり手の青年ではあるのですが、その内側に隠されたミステリアスなものを持った人物なのかなと思っています。弟である月読とも、外から見れば普通でも、少しいびつな部分もあって、そこも含めて、面白く表現できればと思います。

――月読悠河役・萩原利久さん、御神そよぎ役・トリンドル玲奈さんのイメージや印象をお聞かせください。

萩原さんとは、今回が初共演となります。初めましてから始めて、フレッシュな関係性が作れたらいいですね。それにしても、23歳ですか……お若いですね(笑)! そして、トリンドルさんとは『私たち結婚しました2』で共演させて頂きましたが、ドラマとはまた少し違ったアプローチでしたので、こういった作品でご一緒するのは楽しみですね。

――浅香さんにとっての禁断のお夜食とは。

自分で料理を作る機会もあるのですが、その時は炭水化物を抜いたりして、気を使っています。ですので、禁断となると、やはりラーメンですね。大好きなんです! 背徳感を感じつつ食べるラーメンが美味しいんですよ。……実は、昨日も食べてしまいました(笑)。

――実際に月読くんが現れて、夜食を作ってくれるとしたら何を作ってほしいですか?

彼のレシピで作ったラーメンを食べてみたいですね。僕も月読と同じく、食には重きを置いている部分があります。自分で玄米を炊いていますし、お味噌汁、納豆など発酵食品をなるべく食すようにしているんです。ですので、彼に共感できる部分もすごくあるんです。

――浅香さんにとっての癒しの時間とは?

僕にとっても癒しといえばサウナです。疲れもとれますし、スッキリしますし。いつも10分間、サウナに入るのを3セット繰り返して、ととのっています(笑)。良いサウナがあると聞くと、多少遠方でも足を運びますよ。

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

キュンとする、キャッチーな部分も楽しめると思いますが、そこに自分が良いスパイスを加えられたらと思っています。一週間の終わりに観て、来週も頑張ろうと思って頂ける作品になればいいなと思いますし、僕自身も楽しみにしています!

■尾崎匠海(INI)(穂波司役)

――原作を読んだ感想や穂波司の印象は?

月読とそよぎとの禁断の夜食を通して進んで行くストーリーが楽しくて、早く続きを読みたいと思いました。それにしても……読んでいてこれほどお腹がすく漫画も珍しいのではないでしょうか(笑)。月読のミステリアスな部分に惹かれました。僕は、男性でも女性でもミステリアスな方が魅力的だと感じることが多いんですが、まさにそれですね。加えて、料理が上手という側面もすごくうらやましく思います。僕が演じる穂波司は、そよぎに憧れを持っている役柄ですので、月読は恋のライバルとなっていくのですが、なかなか手ごわい相手ですよね(笑)。

――月読悠河役・萩原利久さん、御神そよぎ役・トリンドル玲奈さんのイメージや印象をお聞かせください。

萩原さん、トリンドルさんは、今回が初共演となります。萩原さんは、現時点ではまだお会いできていませんので、月読と同じく、すごくミステリアスです(笑)。今後お話しさせていただいて、コミュニケーションをとっていくのがとても楽しみです。トリンドルさんは、映画『リアル鬼ごっこ』(15年)を学生時代に観させて頂いて、その時はホラー要素のある作品でしたので、感情の起伏が激しい役柄でした。ですので、今回のそよぎのネガティブな部分やキュートな部分をどのように演じられるのか見てみたいです!

――尾崎さんにとっての禁断のお夜食とは?

僕にとっての禁断のお夜食は、ずばりカップラーメン! アーティストとして活動させて頂いていますので、スタイルの維持などを考えると、まさに禁断なんです。しかし時には、誘惑に負けて食べてしまうこともあります(笑)。

――実際に月読くんが現れて、夜食を作ってくれるとしたら、何を作ってほしいですか?

もし、僕の前に月読が現れたら、リクエストする料理はパエリアですね。以前、お店でとてもおいしいパエリアを食べたことがあって、あれを家で再現してほしいし、月読ならできそうじゃないですか! 原作やドラマでも、ぜひパエリアを登場させてほしいです!

――尾崎さんにとっての癒しの時間とは?

今の僕の癒しの時間は、近くのカフェなどにオープンと同時に入店し、早朝の空気を感じながら、朝食を食べることです。そこで、いったん頭の中を空っぽにしてから一日を始めることで、すごく癒されるんです。

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

今回は禁断のお夜食ということですので、お腹も満たされて、ラブストーリーの要素で癒しにもなる作品だと思います。まさに、胃袋と心を同時につかめたらと思っています(笑)。また、僕が演じる穂波にも注目して観て頂けたらと思います!

■樋口日奈(沢村有沙役)

――原作を読んだ感想や沢村有沙の印象は?

この恋模様はこれからどうなっていくの? というワクワクと、本当に美味しそうな料理がたくさん出てくる楽しさに惹かれました。料理に関しては、自分でもぜひマネしてみたいと思っちゃいましたね! 今回、私が演じさせて頂きます沢村有沙に関しては、常に一生懸命な女の子というイメージです。裏表のない明るい性格で、仕事にも愛情をもって頑張っていますし、プライベートも全力投球。でも、先輩からの誘いをデートがあるからと断るあたり、自分の意思をきちんと言える、かなり一本芯の通っている今どきの子でもあるのかなと思っています。

――月読悠河役・萩原利久さん、御神そよぎ役・トリンドル玲奈さんのイメージや印象をお聞かせください。

萩原さんは、テレビなどで拝見していて、すごく声が素敵な方だなと思っていました。月読くんのセリフが、萩原さんの素敵な声で再生されるのを今から楽しみにしています。それと、すごく瞳も印象的なんです。吸い込まれそうと言いますか……原作でも、月読くんの瞳にそよぎちゃんが反応する場面があって、すごくピッタリだなと感じました! また、トリンドルさんは、浅香航大さんと共演されていた『私たち結婚しました 2』を拝見して、行動のひとつひとつが本当に可愛らしくて!! そよぎちゃんの、常に一生懸命に生きて、月読くんのお夜食で緊張がほぐれていく感じをきっとキュートに魅力的に魅せてくださると思います。本当に、原作のキャラクターと演じられるお2人のイメージがピッタリすぎて、私自身ドラマがとても楽しみなんです(笑)。

――樋口さんにとっての禁断のお夜食とは?

カマンベールチーズとキムチです! この2つの組み合わせの相性がバツグンなのに加えて、キムチって香りが強いじゃないですか。次に日に残らないギリギリの量を攻める食べ方って禁断ですよね(笑)。また、キムチを食べたことは周りの人には絶対に言わないので、匂ってないよね? バレてないよね?? ってドキドキするのも楽しいんです(笑)。

――実際に月読くんが現れて、夜食を作ってくれるとしたら、何を作ってほしいですか?

やっぱりヘルシーで、それでいて幸福感、満足感を味わえるような料理がいいですね! 心と体に染み渡るスープとか! 原作にもありましたが、出汁とほうじ茶を用いたスープなどで、じんわり温かくなって、ほっこりしたいです!!

――樋口さんにとっての癒しの時間とは?

平日のお昼に家のソファでゴロゴロしながら、テレビを観ている時間です! 周囲の皆さんが働いている時間帯に、なんて贅沢な自分時間なんだ! という多幸感と癒しが味わえるんですよね(笑)。

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

毎日、真面目に、一生懸命に働いている皆さんの、1日頑張ったご褒美のような、時には自分を甘やかしてもいいんだよといった、土曜の夜の癒しになればいいなと思います。一方で、また次の日から頑張れる活力にもつながるような作品になればと思いますので、楽しみにしていてください!