ヴァンガードスミスは3月2日、「近隣トラブル」に関する調査結果を発表した。同調査は2月8日~13日、近隣トラブルに遭遇したことがある一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)の20~69歳の男女500名を対象に、インターネットで実施した。
過去に経験したことがある近隣トラブルを尋ねたところ、圧倒的に多かったのは「生活音/騒音」(61%)だった。具体的な内容としては、「深夜に騒がれてうるさかった」「上の階の子供の歩く音や遅くまで騒ぐ音がうるさかった」など、深夜帯の騒音被害に関するコメントが多く、近隣からの過剰な生活音をストレスに感じている人が多いことがわかった。
近隣トラブルを経験した人のうち、トラブルが原因で引っ越したことがあるか聞くと、22.8%が「ある」と答えた。「引っ越しを考えたことはあるがしていない」は28.8%で、「近隣トラブルが原因で引っ越しを検討したことがある人」という観点では、半数以上にものぼっている。
過去に近隣トラブルを経験した際の実際の相談先は、「管理会社」(160人)が最も多く、「家族」(119人)、「相談しない」(95人)という順になった。
自由回答では、「管理会社に相談したが当事者同士での解決を促された」「警察に相談したが何かあってから言ってくれと言われた」「10年以上未解決になっている」といったコメントも多かった。「相談はしていない(するつもりがなかった)」「相談したかったが誰にすればよいかわからなかった」と答えた人も一定数おり、近隣トラブルの適切な相談先は不明瞭であることがわかった。