JR東日本東北本部・新潟支社は28日、磐越西線の全線運転再開後、「日中線しだれ桜並木」が見頃となる時期に多くの人が喜多方へ訪れることから、臨時列車「喜多方しだれ桜満喫号」を4月16日に運転すると発表した。

  • 「喜多方しだれ桜満喫号」に使用する客車の車内(JR東日本東北本部提供)

「日中線しだれ桜並木」は、かつて喜多方駅と熱塩駅を結んでいた旧日中線跡地の一部を遊歩道として整備。喜多方駅の西へ徒歩約5分の場所にある遊歩道入口から、全長約3kmにわたって約1,000本のしだれ桜が植栽されており、日本最大級のしだれ桜並木を楽しめる。しだれ桜のトンネルは絶好の撮影スポットであり、福島県でも他にない壮大なスケールの桜並木だという。

磐越西線では、4月1日の全線運転再開後、4月16日に臨時列車「喜多方しだれ桜満喫号」を運行。「SLばんえつ物語」の12系客車7両を全車指定席で使用し、ディーゼル機関車DE10形が牽引する。上りは新津駅10時13分発・喜多方駅12時46分着、下りは喜多方駅16時6分発・新津駅18時32分着で運行され、途中の五泉駅、咲花駅、三川駅、津川駅、日出谷駅、野沢駅、山都駅に停車する。5号車の売店は営業しないとのこと。

  • 4号車は展望車(JR東日本東北本部提供)

一般発売では、利用区間の乗車券に加え、普通指定席料金(530円)またはグリーン料金が必要。新津駅から喜多方駅まで乗車した場合、普通車指定席は乗車券(1,690円)・指定席料金(530円)の合計で2,220円、グリーン車は乗車券(1,690円)・グリーン料金(1,000円)の合計で2,690円となる。「えきねっと」事前受付は3月9日14時から予約可能。3月16日10時から「みどりの窓口」または「えきねっと」で申込みを受け付ける。

旅行商品として、「喜多方しだれ桜満喫号 往復グリーン車で行く喜多方満喫の旅」「喜多方しだれ桜満喫号&春爛漫会津号に乗車 新津~郡山の旅」「喜多方しだれ桜満喫号 普通車で行く喜多方満喫の旅(往復乗車コース)」「喜多方しだれ桜満喫号 普通車で行く喜多方満喫の旅(片道乗車コース)」の4コースを設定。3月1日14時からJR東日本びゅうツーリズム&セールス「日本の旅、鉄道の旅」にて申込みを受け付ける。